秋の山は神秘で満ちています。木々の葉は真紅の赤やオレンジ、黄色に染まって山を彩り、足元にはアースカラーの落ち葉のじゅうたん。あたり一面の草が色づいて黄金色に輝く、草もみじ。 一歩一歩、自分の足で登らなければ出会えない景色。自然が作り出す壮大な芸術作品を目にしたとき、登山の楽しさに目覚めるかもしれません。 そこで、秋の絶景を堪能できる山を厳選してご紹介します。

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1.栗駒山(宮城・岩手・秋田)
宮城、岩手、秋田の県境に位置する山。「紅葉日本一」の呼び声も高く、全国から登山客が訪れる。山頂からは遠く太平洋まで望める。
<参考コースタイム>(入山口)いわかがみ平→栗駒山→(下山口)須川温泉:約3時間40分

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(写真/宮城県観光連盟)

2.苗場山(長野県・新潟県)
山頂に広大な高層湿原をもつことで知られる山。草もみじと池塘の織り成す景色が美しい。まさに天上の楽園。
<参考コースタイム>(入下山口)和田小屋←→山頂:約6時間30分

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(写真/長野県栄村秋山郷観光協会)

3.安達太良山(福島県)
なだらかな山頂が特徴。日帰りでの登山も可能だが、山の中腹で、温泉のある山小屋(くろがね小屋)に泊まればより一層楽しい。予約必須。
<参考コースタイム>1日目(入山口)奥岳登山口→くろがね小屋:約2時間30分、2日目くろがね小屋→安達太良山→(下山口)奥岳登山口:約3時間45分

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(写真/(公財)福島県観光物産交流協会)

4.赤城山(群馬県)
主峰の黒檜山とカルデラ湖の大沼、小沼を囲む峰々の一帯が赤く染まる。大規模な紅葉。10月中旬から11月上旬まで、長い期間で楽しめるのも魅力。
<参考コースタイム>(入山口)おのこ駐車場→黒檜山登山口→(主峰)黒檜山→駒ケ岳→駒ケ岳登山口→(下山口)おのこ駐車場:約3時間30分

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(写真/群馬県・赤城山広域振興協議会)

5.大山(鳥取県)
中国地方を代表する紅葉の山。ブナやミズナラの黄葉につつまれながら登り、下山時には山裾に広がる紅葉を見下ろしながら進むことができる。
<参考コースタイム>(入下山口)夏山登山口←→山頂:約6時間

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(写真/大山町役場 観光商工課)

6.黒岳(大分県)
九重連峰のいちばん東に位置する山。手つかずの原生林が広がり、濃密な森が紅葉、黄葉となって山肌を色づけ、美しい。
<参考コースタイム>(入山口)男池→(主峰)高塚山→(下山口)白水鉱泉:約6時間30分

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(写真/由布市役所)

山の秋は急ぎ足で通り過ぎます。今度の休日に、ぜひ!

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