【火山が作る、様々な景観を楽しむ!】
三宅島はご存じの通り噴火を繰り返す火山島。有史以来15回の噴火があり、伊豆諸島でも一番多くの噴火が起きている島。幾度となく繰り返されてきた火山活動により、様々な火山景観が島のあちらこちらで見られます。

1983年の噴火で一夜にしてできたスコリア丘「新鼻新山」
1983年の噴火で一夜にしてできたスコリア丘「新鼻新山」

エネルギッシュな大自然
その中でも、ここ100年の間に起った4度の火山活動では島の各所に溶岩流が流れ、島の地形も変わったりなかったものが噴火で作り上げられたりと、島のあちらこちらで様々な火山景観が見られます。そんな様々な年代の火山景観を巡るのもおすすめです!!
特に、2000年の噴火では島全体の緑の50%~60%が消失してしまい、森が草地に後退してしまったり、裸地にもどってしまったりなどの変化がありました。しかし、ここ5年ぐらいの間で緑が著しく成長しています。そんなエネルギッシュな大自然をまず体感して頂きたい!!!

緑が成長している雄山中腹
緑が成長している雄山中腹

日本一の巨樹の島
火山活動が作り上げた様々地形がやがて長い年月をかけて絶景になっていく。三宅島には伊豆諸島最大の淡水湖「大路池」があるが、約2500年前の噴火でできた火口湖。噴火後1000年ほどは何もなかったと言われています。
その後1500年ほどかけて今の極相林へと移り変わっていったと言われています。今回、この極相林で日本一のスダジイが見つかりました。なんと、幹回り19.27m。巨樹の数も現在1103本見つかり、日本一の巨樹の島になりました。これらも火山活動が作り上げたもの。

周囲に巨樹が多く残る大路池
周囲に巨樹が多く残る大路池

さえずりが降り注ぐ野鳥の島
そして、三宅島は日本でもトップクラスの野鳥が暮らす島。
三宅島は伊豆諸島で唯一ヘビが居ない島なんです。何度も繰り返されてきた火山活動により、土地が焼かれヘビがいなくなったと考えられています。
そんな場所だからこそ、野鳥たちが暮らしやすく火山活動が作り上げた豊かな森に渡ってくる希少な野鳥が多いのです。大路池湖畔は春になると日本一のさえずりの小径となり、野鳥たちのさえずりが降り注ぐほどの生物密度。ぜひさえずりシャワーを浴びてみて下さい!

鳥のさえずりが降り注ぐ豊かな森
鳥のさえずりが降り注ぐ豊かな森

火山活動が作る豊かな海
また、火山活動は森だけでなく、海も豊かさをもたらしてくれています。
火山活動により、溶岩が海に注ぎ込むことで海の中に様々な複雑な地形を作ります。これらは魚たちの住処となり、サンゴたちの居つく場所になるのです。
三宅島は夏になると黒潮の真っ只中に位置するため、緯度的には温帯に位置しながらも黒潮に乗って熱帯性の魚種も訪れます。三宅島はダイビングやシュノーケル、ドルフィンスイム、フィッシングなどマリンアクティビティーが盛んなのも、この恩恵を受けているからなんですね。

魚の住処となるサンゴ礁
魚の住処となるサンゴ礁
ドルフィンスイムも楽しめる
ドルフィンスイムも楽しめる

火山活動が様々な生き物たちの住処を作り上げる。
噴火は時に厳しさをもたらすが、だからこそその対極には想像を上回るほどの素晴らしい絶景をもたらしてくれるのだと思います。

【三宅島の季節の楽しみ方】
三宅島は四季折々で楽しんで頂けるアクティビティーが違うんです。季節の楽しみ方をご紹介しましょう!!

春はバードウォッチング
春はバードウォッチングがお勧め。
三宅島には一年中暮らしている野鳥たちの多数が希少種だったり、本土では見ることができない種類が暮らしています。さえずりシャワーをぜひ浴びてみて下さい。

夏は海!
夏は魚影が濃く、カラフルな熱帯魚を始め様々な魚種が周辺の海域に訪れます。
三宅島は真っ黒な溶岩を流す玄武岩の火山島ですが、一歩海の中に入るとそこは竜宮城のよう。カラフルな岩サンゴや熱帯魚たちが私たちを迎えてくれます。ダイビングやシュノーケル、回遊してくる大型魚などを釣り上げるフィッシングがお勧め!

夏のアクテビティもいっぱい!
夏のアクテビティもいっぱい!

秋は金色に輝くススキの絨毯
秋は森が消失した後に遷移してきたハチジョウススキたちが穂を付ける季節。
年々ススキたちが広大な大地に金色の絨毯を広げてくれています。キラキラと輝くススキの穂が西日に照らされてゆらゆらと揺れる様は何ともうっとりするほど。この絶景を見ないと損しちゃいますよ!

金色に輝くススキの絨毯
金色に輝くススキの絨毯

冬は磯釣り
冬は磯釣りがお勧め。水温が20℃を切る頃に、ようやくメジナやイシダイなどの良型サイズの魚たちが釣れる季節。豊かな海ですくすくと育った居つきの魚たちが大きくなってお目見え。
ただし、魚たちも私たちと共に暮らしている大切な資源。小さな魚たちは大きくなって還って来てくれるようちゃんとリリースして下さいね。

三宅島ネイチャーツアーmahana ネイチャーガイド

初めて三宅島を訪れたのは1999年。ドルフィンスイムのガイドとして三宅島で働く。
その後、2000年噴火で地元の関西に戻り、専門学校の講師として働かせて頂いていました。
避難中、講師業を続けている際、フィールドでの経験値が次第に錆びついてきている事に限界を感じ、2007年の春に三宅島へ移住。移住後は三宅島の陸の魅力にも魅了され、2010年に代表と共に三宅島ネイチャーツアーmahanaを立ち上げる。その後は陸と海のガイドとして活動中。
そして、時々講師業も復活し、フィールドで得た経験を再び学生たちに伝えています。

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