伊豆諸島9島を巡る「伊豆諸島全島制覇」企画。ここまで8島を巡り、最後の1島である御蔵島にチャレンジする第5回渡航。

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「御蔵島」は周囲海域にミナミハンドウイルカが生息していることで、イルカウォッチングの島として名が知られているが、実はそれだけではない島のようだ。
他の離島と比べ水に恵まれていて、島内に豊かな原生林が広がり、その原生林を歩くガイドツアーも人気とのこと。巨大な樹々や様々な草花を見ることができたり、見事な景観を楽しめそうだ(一部を除いてハイキングコースは要ガイド。詳細は観光協会に確認を)。自然に囲まれ島で、人々がのんびり暮らす、そんなネイチャーな御蔵島へ!

【御蔵島】
東京の都心から南へ約200km、面積20平方キロメートルのほぼ円形の島。火山島ではあるが、伊豆諸島の中では比較的古い時代(5,000年前)に活動を停止したと考えられていて、そのため波などによる侵食が進み、周囲を高い崖に囲まれている。入江などもなく、港が外洋の影響を強く受けるため、海況や風により船が欠航することも多い。夏場は海も安定する日が多く比較的就航率も高いが、秋から春にかけては、就航率50パーセントを切る月も多く、ほとんどが条件付きの出航(「船は出すが接岸できない場合を承知しての乗船」ということ)。青ヶ島と並んで、なかなか行けない島(前回は渡航断念したんだよなあ)。

御蔵島

人口は300人ほどで、商店2軒と農漁協の購買が1軒の、徒歩で10分程度の周れる「里」にまとまって暮らす。情報を見ると「利島」に近い印象。「おじゃまさせていただきます」といったところかもしれない。

【自然と守り、共存する島】
イルカが住む海と豊かな原生林を持つ御蔵島では、恵みをあたえてくれる自然を守り共存をするために、いくつかのルールを定めている。もちろん島民だけではなく、訪れる観光客も同じ。島に行く前に頭に入れておくことをオススメ。

  • 島内でのキャンプ(テント泊)は禁止
  • 宿の予約がない場合は上陸できない(宿泊施設は、宿が7軒と村営のバンガローが5棟のみ)
  • イルカウォッチングは人間とイルカが良い関係を保つために、ルールが定められている(「みくらしま観光案内所:海へ」を確認)
  • 里の中を水着やウェットスーツ、上半身裸で歩き回ることは禁止
  • 御蔵島の山は、一部のコースを除いてガイドの同行が必要(「みくらしま観光案内所:山へ」を確認)
  • 雨や雪などで路面がぬかるんでいる場合は、コース保護のため山には入れない場合がある
  • 10ほどコースはあるが、1コースあたり1日利用人数は50名まで
  • 島内は自転車禁止。持ち込んだ場合も乗れない(レンタカーもない)

※その他細かルールに関しては、観光協会、宿、ガイドさんなど確認を

魅力的な自然がいっぱいの御蔵島。「ちょっと厳しい」と感じるかもしれないが、どれも島の自然を守り、今後も自然といい関係を続けていきたいとする島民の想い。観光客もそれを尊重し協力をしたいと思う。

【御蔵島に行くには】
御蔵島へは東海汽船の大型船・橘丸で。チケットの取り方はざっくり3つ。

  1. 竹芝桟橋の窓口で購入
  2. 東海汽船ホームページからネット予約
  3. 電話で予約

1は、「今日行こう!」と思いついた時に便利。夏休みやGWの繁忙期は席がない場合もあるので注意。

おすすめは2。会員登録してクレジットカードで購入。15〜20パーセントも割引でお得! 予約時にメールで届く「予約確認書」をプリントアウトして、乗船日に窓口で引き換え。行く日が決まっている場合はこちら。出航の2ヶ月前から購入可能です。

3は受付センターの人が優しく説明してくれるので、座席の種類など相談しながらの場合はこちら。予約番号を教えてくれるので、乗船日に窓口でその番号を言ってチケットを引き換えます。

詳しい情報とチケットの購入は「東海汽船WEBサイト」で。

東京と三宅島・御蔵島・八丈島を繋ぐ『橘丸』

【東京島めぐりPASSPORT】
「伊豆諸島の島に行ってみたい!」という方に、うれしいパスポート! その名も『東京島めぐりPASSPORT(しまぽ)』! 伊豆諸島9島+小笠原諸島2島を巡る時、このパスポートがあると、各島でお得な特典やサー ビスを受けられるとのこと。さらにスタンプラリーでポイントを集めると、記念品やプレゼントに申し込めるチャンスが! なんとこの全島制覇企画にぴったりなパスポートw
詳しい情報は「東京島めぐりPASSPORT Webサイト」から!

そんなわけで、第5弾渡航「御蔵島編」をお楽しみに!
上陸できることを祈って!(帰れるかどうかもw)

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