東京・神奈川からアクセスの良い登山スポットといえば丹沢山系が挙げられます。丹沢山系は整備された登山道と素晴らしい眺望はもちろんのこと、その他のアクティビティも楽しむことができます。

登山は苦しくて疲れるものと考える方もいるかもしれません。しかし山にはたくさんの山の恵みがあリます。今回紹介する丹沢山系は登山はもちろんですが、山のグルメ、地元の野菜、温泉など1日を通して楽しめるアクティビティが盛りだくさんです。

初心者も鍋割山への登山は最高に楽しめる

丹沢山系の玄関口は新宿から小田急線で1時間半で到着する渋沢駅です。そこからバスに15分間乗ると、大倉山という丹沢山系の登山口の最寄りポイントにつきます。丹沢山系で最も有名なのは最高峰の塔の岳ですが、初心者には鍋割山がおすすめです。その理由として登山ルートが比較的ゆるやかで尾根からの山と海の景色が両方とも楽しめること、山小屋が数カ所あり食事と休憩ができることが挙げられます。

鍋割山頂上では名物の鍋焼きうどんが楽しめる

鍋割山への登山道は良く整備されており、落葉広葉樹が多いので、春の新緑や秋の紅葉の時期は特に楽しく歩くことができます。尾根に出ると相模湾が見下ろせ、鍋割山山頂が近づくにつれ富士山や西丹沢方面がきれいに見えるようになります。

尾根から見下ろす相模湾|筆者撮影

開けた山頂の山小屋では名物の鍋焼きうどんを食べることができます。これを食べるために登山をする方も多く、山登りのあとの美味しさは格別です。晴れていればバッチリと富士山が正面に見えるため、富士山などの山々への眺望を楽しみながら温かく美味しいうどんを楽しめるのです。お昼ごはんを持ち歩かなくて済むので、その分の荷物も軽くすることができます。

名物の鍋焼きうどん|筆者撮影
頂上から望む富士山|筆者撮影

下山後のお楽しみは季節の野菜と温泉
登山道から大倉山に戻る道では、数多くの野菜や果物の無人販売が軒を連ねているのに気がつきます。ここでは、丹沢で育てられた立派で新鮮な野菜がお値打ち価格で手に入ります。季節によって品揃えも違うため、無人販売をのぞいてみるだけでも旬や季節を楽しむことができます。

さらに大倉山から渋沢駅にバスで戻れば、駅から徒歩10分のところにスーパー銭湯、 さらにお隣の秦野駅には本格的な温泉施設があります。ここでさっぱりと疲れを癒やして帰るのが丹沢山系登山後の鉄板です。 ぜひ、登山だけではない山の魅力を感じてみませんか?

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