株式会社ストラタシス・ジャパンの皆さまが信濃町ノマドワークセンター(長野県)を利用した実体験をもとに、ワーケーションについて語る全5回シリーズの3回目。

第1回目:なぜ、今ワーケーションなのか。リモートワークの次の働き方を見据えて。
第2回目:日本各地のワーケーション施設から「信濃町ノマドワークセンター」が選ばれた理由とは?

「自然が人を変えるのですね」と表現する社員がいたほどに、自然の中で働くことで人が変化することを実感したそうです。

引き続き、北アジア統括人事本部長の斉藤様にうかがっていきます。

株式会社ストラタシス・ジャパン
アジアパシフィックジャパン
北アジア統括人事本部長
グローバルHRビジネスパートナー
斉藤 良美 様
信濃町ノマドワークセンターでは、どのような業務を行っていたのでしょうか?

社員には2パターンの業務を遂行してもらいました。

まず、初めて行くノマドワークセンターで通常業務を行ってください、と事前に伝えました。社員は、長野県信濃町という田舎に行き、自然の中で仕事をするのね、という意識で現地入りしたはずです。

一方、現地入りしてからチーム・ビルディングにつながる業務を指示しました。
「森林セラピーを通して学んだことを通常業務にどう生かせるか」
「ノマドワークセンターという自然の中に身を置いたときに、自分をどのようにアウトプットできるか」
この2つをテーマにプレゼンを行ってもらったのです。

仕事上、普段関わり合いが薄いメンバー同士を組み合わせ、1チーム4~5人のグループを作成し、通常業務とは別にチームとして仕事をしてもらいました。

自然の中で働き、過ごすことで、どのような変化を感じたのでしょうか?

もしノマドワークセンターがパーティションで区切られた普通のオフィスだったら、気軽に他部署の人と話しができなかったという声がありました。オフィス勤務の時は、他人に見られたくないという感覚があり、自分のデスクに向かってひたすら仕事をし、「対話不要」というオーラを出すこともありました。でも、ノマドワークセンターでは人と自然に話せたそうです。そして、この気軽に話しができるという雰囲気が、結果的に仕事がはかどる、つまり生産性の向上につながったのです。

働く場所で人が変わる

オフィスで仕事をしていた時は時間を決めて人を招集し、さあ、作業内容をすり合わせましょう、という時間を設けていましたが、それが必要ありませんでした。「自然が人を変えるのですね」と言った社員がいたように、私たちは自然にコミュニケーションがとれる環境に身を置いていたようです。

また生活面においては、快眠できた、血圧が安定した、という報告だけでなく、自然の中で寝起きするのは本当に良かった、もっと体験したかった、という声がありました。自然の中へ入る機会(森林セラピー)を得たことにより、仕事のことが忘れられた、という声もありましたね。全体を通して、良い変化しかありませんでした。

ノマドワークセンターを利用中の社員さんは和気あいあいとした雰囲気を醸し出していました。そのため普段からそういう雰囲気の企業だと思っていました。

パーティションで区切られたオフィス勤務の時は、そうではありませんでした。窓の外を見てもコンクリートしか視界に入らなかったオフィスの時を考えると、空間や働く場所がどれだけ大切なのかに気がつきました。自然の中へ入り、人が優しくなった気さえしましたね。

普段積極的に会話をしない人も、意見を言わない人も、自らが積極的なコミュニケーションをはじめたのです。つまり、本来その人が持っているものが不思議と出てきたのです。本当に不思議ですよね。

仕事の合間に、 クッキーやコーヒーを皆で楽しみながらリフレッシュ

マネジメント側としては、これまで「マインドチェンジ」を口を酸っぱくして何年も何年も言い続けてきました。自分で変えようとしなければ自分は変わらないんだよ、と。だけど、いくら言葉で伝えても、本人の中で腹落ちしなければ変わらないのです。なのに、ノマドワークセンターに来た途端、自然が人を変えてくれました。

私はノマドワークセンターの広報担当ではありませんが、この感覚を本当に皆に知ってもらいたいのです。働くロケーションによって人の心が変化し、人が持つ能力が本当に自然と出るようになりました。普段、規制やルールにがんじがらめにされながら、あれはダメこれはダメという中で人が生きている証拠です。本当に”Nature”に帰る時期だと思いました。人間も動物ですから、絶対に自然の中の方が良いはずです。(第4回へ続く)

信濃町ノマドワークセンター