ハイパフォーマーな人たちの日常から心や体を健やかに保つヒントを考える【ハイパフォーマーの習慣をヒントに!】シリーズ。
(前回:ボランティア活動がもたらす意外な効能とは!?【ハイパフォーマーの習慣をヒントに!】
今回は、生産性の高い人たちが行っている『セルフケア』に注目してお届けしたいと思います。

セルフケアの重要性

『セルフケア』と聞くと皆さまはどういったことを思い浮かべますか?時間やお金を多大に費やすというイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれませんが、実際には、負担にならない程度の時間を活用してコツコツと行うのが良いと言われています。

意識的にパソコンから離れる時間を作る、ストレッチや瞑想をする、軽く歩いてみる、といった小さなことがセルフケアの1つとして私たちのストレスを減らし、ひいては仕事をする上での生産性アップにつながると、こちらの記事では紹介しています。

そもそも、職場におけるストレスというのは、仕事量や置かれた環境に対する体や心の反応ですから、適切に対処できれば特に問題となることはありません。しかし、置かれた立場や環境によってはストレスを過度に感じることとなり、対処を誤れば心身に大きな影響を及ぼします。

セルフケアのルーティーン化

では、実際にどのようにセルフケアを行動に移すのかという点ですが、ルーティーンとしてしまうのが一番良いようです。要するに習慣化するということですね。顔を洗ったり、歯を磨いたりといった日常生活と同じように、朝起きたら瞑想を10分する、一日一回コーヒーブレークを15分とる、寝る前に読書を20分する、といった具合に、ストレスから解放される行動を日課として積極的に取り入れましょう。

たとえば、イギリスの大企業、ヴァージン・グループの会長であるリチャード・ブランソンは、毎朝5時に起きてエクササイズをすることで知られていますが、これはセルフケアを日課にしている例となります。

もし日課とすることに抵抗を感じるようであれば、1週間に1度、セルフケアと称して何かしらの活動を考えてみてはいかがでしょうか。セルフケアは、心や体をストレスから解放させる手段の1つですから、好きなことや興味のあることに時間を費やしてみましょう。友人と食事をしたり、マッサージを受けたり、もしくは、ハイキングに行ったりするというのもお勧めですよ。

以前、TwitterとSquareの創業者の一人であるジャック・ドーシーが、土曜日は完全に仕事から離れてハイキングに出かけるということをご紹介しましたが、週に1度でも、こういった活動をセルフケアとして生活の中に溶け込ませることが大切なのです。

企業側も積極的に

また、近年は、企業側も従業員の生産性をいかに高めるかという観点からセルフケアを考える時代となりつつあります。たとえば、こちらの記事では従業員の生産性を高めるために、企業が主体となってセルフケアを推奨しています。

具体的にはマインドフルネスといった心のトレーニングやエクササイズ。そして、自然のなかで時を過ごすといったセルフケアを従業員に推奨することが大切だとしています。特に、マインドフルネスや自然の中で過ごすという活動は、ストレスや不安を減少させ、判断力や創造力、集中力などを高めるといった効果をもたらします。

従業員個々の努力にゆだねるだけではなく、企業も一体となってハイパフォーマーな従業員を生み出そうとしていることがうかがえます。

セルフケアの方法は十人十色ですから、これをしなければならないというのはありません。ほんの少し散歩をしてみるという小さなことから、本格的なアウトドアアクティビティまで、色々な方法や時間の使い方があります。仕事でも、仕事外でもエネルギッシュに活動している人たちを参考にし、皆さまもご自分に合ったセルフケアを見つけてみてはいかがでしょうか。

(次回:ストレス軽減のヒントは習慣化された行動にあり!【ハイパフォーマーの習慣をヒントに!】

《参考URL》
Why The Most Productive People Do These Six Things Every Day|Fast Company
STEPHANIE VOZZA
The Importance of Self-Care as an Entrepreneur|THINK CREATIVE COLLECTIVE
Jess McCallum
Want More Productive Employees? Encourage Self-Care|HuffPost
Kenny Kline
(意訳:菊地薫)

信濃町ノマドワークセンター

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