前回のアイスランドからはや一年。
今年も旅するシーズンが到来。

今回の目的地はオーストラリアのアウトバック(オーストラリアの内陸部に広がる、砂漠を中心とする広大な人口希薄地帯)。
ノーザンテリトリー州にあるカカドゥ国立公園、リッチフィールド国立公園、この2つの国立公園を中心としたエリアを目指します。

おおよその位置

まずはダーウィンへ
最初に目指すはノーザンテリトリーの玄関口、ダーウィン。
成田を出発し、カンタス航空で9時間かけてブリスベンへ。そこから国内線に乗り換えてダーウィンまで約4時間。
時間だけで言うと北欧とか行くのと同じくらいなのでそこそこ遠い。

空港に着いたらまずはこの旅の要となるレンタカーを借りにいきます。

借りた車はこちら!

少々の川でも走れるようにシュノーケル(車体横についている煙突みたいなやつ)、上にはテント、後ろに冷蔵庫を積んだやる気マンマンなランクルです。
もう楽しい旅になる気しかしません。

今回は10日間と割と余裕のあるスケジュールですが、何しろ相手は広大なオーストラリア。
油断しているとあっという間に旅が終わってしまうのでサクッと近くのスーパーで食料と酒を買い込み、カカドゥ国立公園へ早速向かいます。

これがアウトバック
都市部を離れ、1,2時間走り続けるだけで大自然が広がってきます。
そして途中から四駆じゃないと入っちゃダメよと書かれたアウトバックの入り口が。

旧ジムジムロード

舗装されたアスファルトはなく、赤く乾いた大地が広がる世界。
完全に非日常。見事な現実逃避が出来そうです。
求めていた光景にいい歳をしたオジサン達が一気に男の子になってテンションが上がっていきます。

目の前を横切る水牛
極上の夕焼け

初日とは思えないアグレッシブな移動距離でなんとか目的のキャンプ場【Mardugal One Campground】にたどり着き、寝床と食事の準備。

食事を始める頃には日が沈む

ちなみにこのキャンプ場には一般的なキャンプ場のように受付棟はなく、スタッフが車で来て集金して行くスタイル。シャワーもちゃんと温水が出るし、ゴミも捨てられるし、快適なキャンプ場でございました。

イエローウオーター・リバークルーズ
一夜明けて早朝6時。ジャングルか!と突っ込みたくなる鳥の声で目が覚める。
正確には鳥なのか猿なのか不明だけどなんか怖いので鳥の声だと思い込む。

この日はキャンプ場近くのリバークルーズからスタート。

Good morning

朝日が昇り、世界に色が戻る時間を船に揺られながら過ごす。
周りが見えるようになるにつれ、すごいところに来たことを実感。

明日から人に優しくしようと誓いました
あちこちにワニ
これが映画なら釣り人は食われるフラグが立っています

ワニや鳥を中心にたくさんの動物が見られるので、動物の写真を撮ることが好きな方には特にオススメです。
ちなみにこのリバークルーズではたくさんのワニが見られるのですが、あまりにも頻繁に見るので後半にはまたワニか。。。とマンネリ化します笑

美しき温泉 Bitter Springs
カカドゥ国立公園を一時後にし、マタランカのBitter Springsを目指し南下。

青緑色の温泉

温泉といっても日本の温泉に比べるとかなりぬるく温水プール的な感じです。
よくある水系の観光名所はインスタなどで盛られている事も多いのですが、ここの水は本当に青緑で澄んでいます。
水着着用でのんびり泳げるので、寄り道をすることが決まっている場合は水着を持っていきましょう。

カカドゥ国立公園から数時間はかかりますが、この温泉の徒歩圏内にキャンプ場もあるので時間的な余裕があれば寄り道して損はないですね。

ふたたびのカカドゥ国立公園
カカドゥ国立公園内には二つの大きな滝があります。

ジムジムフォールズの案内板

一つはジムジムフォールズ。乾季の初め頃にはいわゆる大瀑布のような滝になるらしいのですが、私たちが訪れた時はがっつり乾季。
ドローンで偵察をしたところ、滝と呼べるのかも怪しいレベル。
せっかくだから病が発病する前にここは男らしくスルーします。

そしてもう一つの滝はツインフォールズ。
ジムジムフォールズと同じく乾季の滝は微妙だと思われるのですが、その途中になんと4WDで渡れる川が!
新しいオモチャを見つけた気分。これは行くしかないでしょう。

ダートを走ること数十分。
川に到着
渡れるらしいけど・・・

渡れるかもしれない川を発見!
ただ、よく見ると近くの看板に「Crocodile Safety DANGER」の文字が。
英語が苦手な私でもわかります。これ、あかんやつや。

オーストラリアでは毎年2名ほどワニの被害に遭われているようで、恐ろ・・・まぁ、難しいことは置いておいて結果渡ることに。

ランクル最強

いけるものですね。
CMかよ!というくらいかっこよく渡れました。
お父さんとは洗濯物を一緒にしないで、なんて娘に言われているしがないお父さんもこれを決めれば父親としての威厳を取り戻せるレベルのかっこよさです。

ちなみに二つの滝に行く手前にもキャンプ場があります。
完全に電波が入らないのでもしかしたら仕事の連絡が来るかもと言う時に行くのは精神衛生上おすすめしませんがキャンプ場の景観はなかなかGOODです。

野生が目覚めそうになります

また今回訪れたキャンプ場全般に言えることですがサンドフライ(ハエの一種)には要注意です。
刺されたら痒みが何回もぶり返し(1週間くらいは痒かったです)、しかも大量にいるので何よりイライラします。
蚊取り線香的なものはほぼ効果がなく、現地で買った虫除けBUSHMAN(ディート80%*日本では確か30%くらいがMAXだったような)もイマイチ。
物理的に防ぐのが一番有効かと。キャンプ地など動かない場合などは特に長袖・長ズボン、靴下も履くのが効果的。

モスキートネット

免疫が出来れば痒くならないとどこかの書き込みで見たのですが、免疫が出来るほど刺されたくもないので、写真のようなモスキートネットもおすすめです。

サンドフライと戦いながら過ごしたカカドゥエリア。
後半のリッチフィールド国立公園エリアへと旅は続きます。

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