地球の表面の70%以上は、海です。「海の恵み」とも言われるように、私たちは海から数々の恩恵を受け、海に支えられて暮らしています。しかし、最近は海洋プラスチック問題やサンゴ礁の死滅など、海にまつわる環境問題は深刻化の一途をたどっています。今回は「7 Reasons why the ocean is SO important」と「What is the Importance of Oceans in Human Life?」の記事を参考に、海の役割を知り、その重要性を再認識したいと思います。

海は酸素を供給している

生物が生きていくうえで欠かせない酸素。これを作り出しているのは森林というイメージがあるかもしれませんが、実は酸素の70%は海から供給されています。海の中の植物プランクトンが、陸地にある草や木と同じように二酸化炭素を吸収し、酸素を放出しているのです。植物プランクトンは目に見えないほど小さいので、この事実は認識されにくいのですが、とても重要な役割を果たしています。

海は気候を調節している

海は、熱を吸収します。そして、温められた水は海流によって極地へ運ばれ、極地の冷たい水は熱帯へと運ばれます。このように海の水が循環することで、地球の気候は保たれているのです。もし、海の水が循環していなければ、ある地域では生き物が暮らせなくなるほど暑くなったり、豪雨や干ばつが起こったりする可能性が高まります。海は、地球の気候制御システムのようなものなのです。

海は食料を提供している

海は、食料の宝庫です。世界で消費される動物性たんぱく質の約15.7%を魚が占めており、その魚を海が育んでいるのです。また、食料となるのは魚介類だけではありません。ワカメのような海藻や海ブドウのような藻類も世界の各地で伝統的な食材として親しまれています。最近ではミネラルが豊富な健康食材として、さらに注目が集まっています。海のおかげで私たちの食生活は豊かで健康的なものになっているのです。

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海は経済を支えている

海は、経済面でも大きな役割を果たしています。海から得られるものが漁業や養殖業以外の分野でも幅広く活用されているからです。例えば、海綿の成分やサメの軟骨は、ガンの治療に役立つ海洋由来の薬剤として医療業界で利用されています。また、大陸棚や海底には、石油や天然ガスなど多くの重要な鉱物が存在し、世界の重要なエネルギー資源となっています。さらに、世界の大陸をつなぐ海は、物流面でも世界の経済を支えています。食料や商品、資源などを海を使って運ぶことにより、世界の経済活動が成り立っているのです。

海は生物多様性を守っている

海は、地球上で最も多くの生物が生息する場所です。専門家は、海中には30万種類以上の生物がいると予測しています。地球の長い歴史の中で育まれた海洋生物の多様性は、互いに絶妙に関係しあって生態系を作っています。しかし、この多様性が失われると、海の環境だけではなく地球全体のバランスまでもが崩れてしまいます。例えば、サンゴ礁が死滅すると、そこに生息していた生物も失われ、その先の食物連鎖にも影響が及び、ひいては人間にも影響が及びます。海の環境が脅かされることは、人間の生活が脅かされることと同じなのです。

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(参考)
7 Reasons why the ocean is SO important
What is the Importance of Oceans in Human Life?

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