私たちは今、危機的な環境問題に直面しています。地球温暖化、森林破壊、海洋ごみ問題など、どこを見回しても未来の不安を感じるようなことばかりです。なんとかしなくてはまずいと頭では思っていても、実際の行動に結びつけている人はどのくらいいるでしょうか。

今回は「8 Simple Ways to Help the Environment」と「Brainstorming Ways to Solve Environmental Problems? 5 Simple Ways You Can Help」の記事を参考に、小さくても環境に役立つ行動をご紹介します。知っていることも多いかと思いますが、その重要性を再確認して「知っている」から「やっている」に変わるきっかけにしてください。

再利用可能な容器を使用する

プラスチック製のレジ袋の代わりに布製のエコバッグを使っているという人はすでにいると思いますが、レジ袋だけではなく再利用のできる容器を活用することも環境を守ることに役立ちます。

例えば、カフェに行くことの多い人は、自分専用のボトルやカップを持参しましょう。マイボトルやマイカップの利用を歓迎し、割引までしてくれるカフェが増えています。自動販売機で飲み物を買うことが多い人は、スーパーで大容量のものを買い、マイボトルに小分けにして持ち運ぶようにしましょう。小さな容器のものをいくつも買い足すよりも、大容量のものを選んだほうがプラスチックなどの使用量が抑えられます。

お弁当用にサンドイッチを作ったらラップに包むのではなく、洗って使える容器に入れましょう。これまで無意識に使っていた入れ物に少し意識を向けてみると、使い捨てをしていたことに気付くと思います。気付いたら次は、再利用できる代用品は何かを楽しみながら考えてみてください。

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紙の無駄をなくす

プラスチック製のものよりも紙製品のほうが環境にやさしいイメージがあるため、紙を利用することに罪悪感を覚えることはあまり多くないかもしれません。でも、紙の主な原料は木材なので、紙の無駄は森林伐採や森に住む生き物の生態系に影響を与えます。

職場や学校ではさまざまな書類や資料を使いますが、「本当に印刷する必要があるだろうか」と一度考えてみてください。社会はデジタル化されているので、スライドで見せたりデータ化したものを配付したりするなど、紙媒体を使わない方法はいくらでもあります。

それでもやはり紙に印刷したほうがよいとなった場合には、片面印刷ではなく両面印刷にするだけで紙の使用量は半分になります。また、もし片面印刷の資料を使ったとしても、使い終わったら裏紙として再利用しましょう。どうしたら一枚でも無駄な紙を減らせるだろうかと立ち止まって考えてみることが大切です。

ルールに従ってごみを捨てる

再利用可能な容器を使ったり、紙の無駄使いを減らしたりしても、やっぱりごみは出てきます。でも、ごみを価値のないものと考えるのではなく、リサイクルできる資源として考えてみましょう。

缶、ビン、ペットボトルは回収されたあと、原料に戻すなどして再利用されます。古本や新聞はトイレットペーパーやティッシュペーパーとして生まれ変わります。電化製品や家具類も使える部品や材料は再利用されるのです。

ただし、ごみが再利用されるためには分別のルールに従って正しく捨てられていることが重要です。ごみを生まれ変わらせるための一手間を惜しまないことが、環境問題の改善につながっていきます。

(参考)
8 Simple Ways to Help the Environment
Brainstorming Ways to Solve Environmental Problems? 5 Simple Ways You Can Help

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