「写真を撮るなら晴れた日がいい!」と思っていませんか。でも、多くのプロの写真家は、曇りの日こそ写真撮影日和だと考えているんです。今回は「5 Reasons Why Cloudy Days are Awesome for Photography」と「Why Do Photographers Say Cloudy Days Are the Best for Photography?」の記事を参考に、曇りの日が撮影に最適な理由を紹介します。

光がやわらかい

晴れた日に写真を撮るときの最大の課題は、影です。太陽の光が強ければ、濃い影が出てしまうからです。でも、曇りの日は太陽の光が雲によって拡散されるので、均一でやわらかな光になります。やわらかい光が被写体にあちこちから当たることで、より自然な写真を撮ることができます。だから、例えばポートレートや家族写真などを撮りたいときには、曇りの日がおすすめです。顔に深い影ができることなく、やわらかい表情を写真に収めることができます。

色が鮮やか

天気の良い日は、太陽の光で被写体の色がはっきりしますが、その一方で硬い印象の写真になりがちです。また、光が強すぎると被写体の色が白飛びしたり、青白く色褪せたりした写真になることもあります。その点、曇りの日は光がやわらかいので、被写体の色をより鮮やかに捉えることができます。曇りの日に花や紅葉を撮影すると、色は鮮やかで、かつふんわりとした印象の写真を撮ることができます。

雲がドラマを作る

晴れた日の雲一つない青空は美しいですが、写真としては少し退屈かもしれません。でも、曇りの日は写真をドラマティックにすることができます。例えば、灰色の雲やどんよりとした空の下で撮影することで、不安や怒りを表現することができます。光の色が雲に反射している様子は、見る人の足を止める絵のような写真になるかもしれません。また、雲の間から顔を出す太陽を撮影できれば、よりダイナミックなイメージを加えることもできます。曇り空は、写真にスパイスを加える役割を果たしてくれるのです。

光の変化が少ない

晴れた日は、被写体をどの角度から撮影するかで写真が変わります。少し位置を移動しただけで、光の当たり方や影の落ち方が変わるからです。また、時間によっても太陽の位置が変わるので、被写体が少し明るくなったり暗くなったり、あるいは色がくすんだり鮮やかになったりといった影響を受けます。そのような変化に対応するために、撮影時や撮影後に露出設定を調整するなどの必要が出てきます。でも、曇りの日は、光の強さの変化が少ないので大幅な調整をする必要があまりありません。

まとめ

曇りの日は、実は写真撮影日和です。なんとなく気持ちが沈んだり、外出するのは億劫な気分になりがちだったりする曇りの日ですが、そんな日こそカメラを持って出かけてみてはいかがでしょうか。いつもとは違うすてきな写真が撮れるかもしれませんよ。

(参考)
5 Reasons Why Cloudy Days are Awesome for Photography
Why Do Photographers Say Cloudy Days Are the Best for Photography?

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