急に足元に現れたかと思うと消え、また出てきたかと思うと追いかけてきたりする影。影は子どもたちにとってちょっと怖くてちょっと不思議な存在です。その影を使って遊ぶことで、子どもの好奇心や創造力を刺激したり、集中力や身体能力を高めたりすることができます。今回は「What Shadows Can Do」と「6 Creative Ideas to Make Shadow Art Drawings for Kids」の記事を参考に、影を使って子どもと楽しく過ごすアイデアを紹介します。

自分の影を知ろう

まず、子どもたちに自分の影を知ってもらいましょう。影はどのように動き、どのように振る舞うのかを観察します。影が大きく出る朝早い時間や日の入り前にやってみるのがおすすめです。子どもたちは自分の影を見るのに夢中になって、それだけで時間が過ぎていきますよ。

影でできるかな?

子どもたちに「影で〇〇ができるかな?」と聞いて、それにチャレンジしてもらいましょう。例えば、「影でハートができるかな?」「影でライオンができるかな?」のようにです。子どもたちは頭と体を使って、その形の影を作ろうとします。何人かで一緒にやってもいいですし、葉っぱや棒などの道具を使っても構いません。この遊びをすることで、思考力や創造力が養われます。おもしろいチャレンジとしては「影を痩せさせたり太らせたりできるかな?」「誰かの影の中に隠れることができるかな?」などがあります。

影絵を作ろう!

影をなぞって絵を描くアクティビティをすると、子どもたちの観察力や集中力が高まります。まず、日当たりの良い部屋や場所に、子どもたちのお気に入りのおもちゃや積み木などを並べましょう。恐竜やロボットでパレードをさせたり、積み木でお城を作ったり。子どもたちの自由な発想に任せます。並べ終わったら、その近くに白い紙を置きます。するとはっきりと影が浮き上がります。そうしたら、今度はその影を鉛筆やペンでなぞってみましょう。子どもたちはぬり絵をするように集中して複雑な形の絵を描きあげていきます。おもちゃ以外にも、誰かの横顔や立っている人の姿、木や花の影をなぞるのもおすすめです。アート作品のような影絵が出来上がります。

日時計実験

少し大きな子どもには日時計実験がおすすめです。雲のない天気の良い日に空き地や広場などに行ってやってみましょう。まず、立つ場所に印をつけます。そして、2時間おきに同じ場所に立ち、出てきた影を棒やチョークでなぞります。時間を追うごとに影が動くので子どもたちは不思議に感じますが、そこから地球が自転していることを体感することができます。楽しみながら科学の知識に触れることができるアクティビティです。

まとめ

晴れた日の影遊びは子どもたちの好奇心や創造力を刺激する絶好の道具です。次の天気のいい日に、子どもたちと外に出て影で遊んでみてはいかがでしょうか。

(参考)
What Shadows Can Do
6 Creative Ideas to Make Shadow Art Drawings for Kids

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