無重力とブルーの世界〜スクーバダイビングで癒される〜

毎日鉄筋コンクリートの建物の中で仕事に追われたり、満員電車で通勤していたりすると、ダイバーならこう思ってしまう方も多いのではないでしょうか。
「あー、潜りに行きたい！」
スクーバダイビングの最大の魅力の一つに、癒し効果があると思います。
ダイバーではなくても、ちょっと疲れた時や落ち込んだ時などは、なんとなく海を見に行きたくなる方も多いですよね。
なぜ海は人を惹き付けるのか。
いちダイバーである私の体験から考えてみます。

求めるのは、青
ボートからバックロールエントリー（ボートの縁に腰をかけ、後ろに倒れる）で海の中へ。
早速水中を覗けばそこは一面ブルーの世界。
透明度が高い時は息を飲むほど。
聞こえるのは自分の呼吸の音だけ。
水底へ吸い込まれるように潜降していけば、昔母親の胎内にいた頃のように、体全体が優しく包み込まれます。
もともと青色は心を落ち着かせる色として知られていますが、海に潜るようになって納得。
本当に不思議と心が落ち着くんです。

無重力状態で浮遊する
水中で中性浮力（浮きも沈みもしない状態）を上手に取れば、心地良い無重力状態に。
水底を見下ろすように中層をゆっくり泳いでみると、まるで空を飛んでいるかのような感覚になります。
宇宙遊泳ってこんな感じなんでしょうか？
無駄な力がスーッと抜けていきます。
また、水中から水面を見上げてみれば、水の向こうの太陽で水面がキラキラしています。
そんな気持ちのいい状態で、悪いことを考える人などあまりいないはず。
日頃かかっている重力からもストレスからも解放されて、心がどんどん浄化されていくのを感じることができるでしょう。

ダイビング後は生き返る
潜った後いつも感じるのはなんといっても心と体の軽さです！
あれ、肩こりは？足のむくみは？
何について悩んでいたんだっけ…？
あくまでも筆者の体験ですが、ダイビング後は心も体もありえないほどスッキリしてしまうのです。
実際これを書いている前日も潜りに行ってきたのですが、今はもう絶好調です。
仕事もはかどります。
さらに気の合う仲間と美味しい物を食べたり楽しく会話をしたり、ダイビング帰りに温泉にでも入れば、この上なく最高ですね。

海の癒しで幸せな人生を
頻繁にダイビングを楽しむことは難しいかもしれませんが、ちょっと車を走らせて海を見に行ってみましょう。
きっと心が癒されるはず。
リフレッシュした後は、何か良いことがひらめくかもしれません。
普段の仕事にも良い影響があるかもしれません。
人間関係が良くなるかもしれません。
海は、私達が幸せな人生を送るのにきっと一役買ってくれると思います。