『利島』と聞いて『としま』と呼べる人はどのくらいいるでしょうか?
東京都にある島と聞いて驚く人が大半だと思います。

ここ利島は東京都の伊豆諸島に属する島です。
伊豆諸島の玄関口、「竹芝桟橋」から距離にして約130キロほどです。島からは伊豆半島や富士山も見えるので意外と本土とも近い島です。
人口は300人ほどの小さな島で『観光(かんこう)』という言葉があまりしっくりこない気がします。『感行(かんこう)』という方が私は当てはまるのではないかと思っています。公共交通機関がないので自分の足で回るのが基本。1日で島全体を歩いて回ることが出来るので週末だけ都会の喧騒から離れて過ごすということも十分に可能な島です。泊まりも民宿のみ。野宿(キャンプ等)は禁止なので旅行というよりも、ちょっとした田舎に泊まろう感に包まれることができるので自分もなんだか島の人になった気で生活に入り込む感じで来てもらえればと思います。ここでは利島の魅力を感じることのできるスポットをほんの一部ですがご紹介します。
人それぞれ魅力の感じ方は違うはず。様々な魅力をご自身で発見していただければ嬉しいです。

【南ヶ山園地】
利島より以南の伊豆諸島の島々を望むことができます。新東京百景も選ばれている利島で最もポピュラーなスポットです。天候に恵まれれば夕日が沈む時間帯に行くのがオススメです。屋根付きのベンチもあるのでゆったりと自分の時間を過ごせるはず。

南ヶ山園地

【宮塚山頂上展望台】
2つある頂上への登山口どちらからでも行くことができます。どちらのコースで行くかは自分次第。登山道に外灯はないので昼間の時間帯に余裕を持っていくのが原則です。桟橋に着岸する船の時間帯に合わせて展望台までいくのがオススメ。ちょっとした装備を持って展望台で海と船を見ながらコーヒーを淹れてゆっくりと一杯なんてのもオススメ。

宮塚山山頂

【利島港桟橋】
海が穏やかな日、天候も良い日に是非先端まで足を運んでもらいたいスポット。個人的には一番のオススメ。夕日はもちろんの事、日の出を見てもらいたい!(桟橋はとても危険な場所です。行くときには細心の注意を払ってください)

桟橋先端

【利島のおみやげ屋さん モリヤマ】
営業は不定期ですが、利島のお土産品が手に入る貴重なお店です。
また店内ではソフトクリームなども販売しているので休憩がてらに立ち寄るのもオススメ。営業日や営業時間は要問い合わせ。
モリヤマさんはFacebookページも開設中。こちらもご確認ください。

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【利島村勤労福祉会館】
何と言っても2レーンのボーリング場(世界最小?)は一見の価値あり。その他にも島散策中の一息にもぴったり。島のお勧めスポットの紹介などもある憩いのスペースになっています。在庫豊富な漫画に夢中になって島散策の時間がなくならないように注意!入館は無料です。

車でガイドブックを見ながら島を回るではなくて時間に縛られることなく自分のペースで島を回る。回れなかったらまた次回の機会の楽しみに。というように利島ではゆっくりと時間の流れを感じてもらいながら過ごしてもらうことができると思います。夜、おやすみの時間になると物静かさに驚くと思います。車の音、人の声、電車の音、サイレンの音…。普段の生活で普通に耳にする音がここでは全くしません。そんな些細なことでも魅力に感じてしまう。近くて遠い島、利島には懐かしい日本の生活感にあふれています。

(「伊豆諸島全島制覇企画」の旅もぜひお楽しみください!)

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