キャンプと言えば家族や友人達と一緒に行くイメージがあるかと思いますが、ソロキャンプ(一人でキャンプに行く)という楽しみ方も人気があります。自分一人だからこそ味わえる自由さや解放感は格別ですよ。
荷物は無駄なく少なく!
キャンプ用品の低価格化によって、昔よりもキャンプを始めやすくなったと思います。しかし、低価格ゆえに安全性や利便性が下がっては本末転倒です。装備を揃える前に、レビューなどをチェックするのがおすすめです。
【基本的な持ち物】
テント
私は一人用のテントを使っています。なるべく荷物をコンパクトにしたいのと、狭い方が落ち着くからです。しかし一人用だとかなり窮屈になり、身体の大きい人には不向きかもしれません。テント内にバックパックなどの荷物も入れるので、それを考慮して二〜三人用のテントを選択するのも良いと思います。
また、テントの下に敷く防水シートもあると良いです。雨天時に地面からの浸水を抑えることができます。私は、その日が晴天でも、前日に雨が降っていたりすると地面の水分がテントを湿らせてしまうことがあるので、テントを地面に直接設置するのではなく、防水シートの上に設置するようにしています。
シュラフ
私は冬にはキャンプしないので、スリーシーズン(春〜秋)対応のシュラフを使っています。使用温度については、寒がりの方は使用温度目安からマイナス5~10℃くらいで選ぶと良いでしょう。登山をするならシュラフの重さも気になりますが、私はキャンプのみの使用なので気にせずに選びました。
シュラフマット
シュラフの下に敷くマットのことです。テントでの睡眠で一番大切な部分と言っても過言ではないと思います。大まかに発泡式(銀マット、ウレタンマットなど)とエア式(空気を入れて膨らませて使うもの)があり、予算や使い心地などで選びます。ちなみに私は、テント内で快適に眠ることは不可能だと思っているので、潔く銀マットを使っています。
ガスバーナー、ガス缶
コーヒーを飲んだり、インスタントラーメンを作ったり、ガスバーナーがあると一気にキャンプが楽しくなります。とても安価なバーナーもあり、私も一つ持っていますが、安全性などを考慮するとやはり有名メーカーの物を選ぶ方が良さそうです。
カップ、カトラリー、コッヘル
私はソロキャンプでの食事にあまりこだわらないので、コッヘル(携帯可能なサイズの鍋)はインスタントラーメンを作れるサイズで選びました。
【あると便利なもの】
ヘッドライト
行く場所にもよりますが、テント場は夜は真っ暗になるので、ヘッドライトが必須です。両手が空くので、ランタンタイプのライトなどよりもヘッドライトがおすすめです。
トイレットペーパー
あると何かと便利です。使いかけで小さめになったトイレットペーパーの芯を抜いてコンパクトにしたものを持って行っています。
【テント場の探し方】
ソロキャンプでキャンプ場やテント場を探すときに私が気をつけていることは、出来る限り混雑しそうな日を避けることです。ソロキャンプはある意味、孤独を楽しむことでもあるので、すぐ近くでグループが楽しく騒いでいたりすると何とも言えない気持ちになります。とはいえ、初心者の方には管理人が常駐しているようなキャンプ場がおすすめです。
例えば、大倉高原 山の家(現在は閉鎖)などがあります。こちらはあまり人が多くなく、穴場のキャンプ場だと思っています。管理人は常駐されていませんが、夜には見回りされています。
終わりに
日常生活や人々の喧騒から離れ、夜、静かな森で一人飲むコーヒーも良いものです。一人夜空を眺めたりしていると、ふだん自分がどれほど慌しく、何も考えずに忙殺されているのかと実感する瞬間があったりします。孤独を愛する大人のソロキャンプ、おすすめですよ。
Nature Serviceはやすらぎの森オートキャンプ場を運営しておりますが、同敷地内には自然と融合した法人向けレンタルオフィススペース、信濃町ノマドワークセンターが併設されております。30人強を収容できるワークスペースを有し、近年大きな注目を集めているリモートワークやワーケーションを実践できる施設です。また、起業家や経営者の方々が落ち着いて働けるように、1~3人程度の少人数でご利用できるエグゼクティブ向けのお部屋もご用意しております。キャンプのなかにワーケーションという概念を取り入れ、ぜひ、皆さまには新しい働き方の1つとしてご利用していただけることを願っております。都会と変わらない作業やネット会議を行いながら、時折施設周辺を散歩し、木々や葉っぱの擦れる音、鳥たちの鳴く声に耳を傾け、生産性や創造性などの知的労働生産性の高まりを肌で感じ取ってみてはいかがでしょうか。
ギタリスト、ギター講師をしています。「日本人としてのギター演奏の探求」として、日本の民話や民謡、植物や生物に至るまで、日本というものについて考えながら自身のスタイルを構築していくことがライフワークです。探求の過程で身近にある自然を見つめなおし、その興味は尽きません。