「子供はできるだけ自然の中で遊ばせたい。でも、そうそう毎週末に山や川やキャンプ場まで行くのは難しいよなぁ」と、お嘆きのみなさま、「プレーパーク」という場所をご存知でしょうか?
「プレーパーク」とは、公園の一部に設けられ、木々や丘、草地などの自然をそのまま残した遊び場で、全国に点在し、なかには「冒険遊び場」と呼ばれている所もあります。
街中で貴重な”自然を感じながら自由に遊べる場所”だと私は思っています。
子供たちがイキイキとしている!
ロケーションもさることながら、プレーパークは「子供が主体」をコンセプトにしているため、遊び方がすべて子供次第なのも魅力の点。丘を段ボールで滑り降りたり、大きな水たまりを作ってどろんこになったり、ふわふわの落ち葉に埋もれたり、子供たちが自分たちで遊びを作りだし、自由にのびのびと走り回っています。大人は口出しせずに見守るだけ。服が泥だらけになるのなんて気にしてはいけません。
普通の公園には既製品のカラフルな遊具がたくさんありますが、プレーパークにはプレーリーダーと呼ばれるスタッフと地域住民の方が作った滑り台やブランコ、小さなツリーハウスなどがあるだけ。この、手作り感あふれる素朴な雰囲気がまたいい感じなのです。
近年、自然保育を掲げる保育園も増えていますが、まだまだ少数。保育園には及びませんが、それに近い環境を望む親御さんにも、オススメしたい場所です。
都内で焚き火OKとはありがたい!
私がよく行く世田谷区の「羽根木プレーパーク」は、関係者のご苦労の末に誕生した、日本で初めての常設プレイパーク。直火での焚き火ができるとあって、マシュマロやさつまいもを片手に子供たちが集まってきます。薪に使える廃材や火バサミまで用意されています。
また、木工エリアも設けられ、こちらはママたちに大好評。家ではなかなかやらせられないノコギリやトンカチなどを使うことができます。
全国にある各種プレーパーク
北海道から沖縄まで、プレーパークは全国に約180か所(日本冒険遊び場づくり協会HPより)。常設のものから週に数日、または不定期など、開催日はまちまちですが、自宅近くのプレーパークに、気軽に親子で遊びに行ってみましょう。
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NATURES. 編集部 キュレーター
アウトドア系フリーライター。山と温泉と焚き火とご当地グルメをこよなく愛しています。5年ほど前から野菜づくりに目覚めました。田舎暮らしを夢見て、現在、情報収集中