ハイパフォーマーたちの日常から心や体を健やかに保つヒントを得る、【ハイパフォーマーの習慣をヒントに!】シリーズ。
(前回:セルフケアで生産性をアップ!【ハイパフォーマーの習慣をヒントに!】)
今回は、彼らがストレス軽減のために普段から習慣化している行動に注目してみましょう。
集中的に考える時間を作る
「9 habits of highly successful people, from a man who spent 5 years studying them」によると、社会的成功者の多くは、毎日の生活にまつわるすべてのことを整理するために、一日に必ず15分~30分間、集中的に考える時間を作っているそうです。仕事や健康のこと、人間関係などを、特に朝の時間帯に最低でも15分、一人でじっくりと考えています。自分の考えをまとめ、整理するための静かな時間があると、ストレスは軽減されると言われています。
15分でさえも惜しい!という方は、たったの2分間、何も考えずに呼吸にのみ集中するだけでリラックス効果が得られるそうなので、仕事中のストレス軽減のために覚えておくと良いかもしれません。
読書の習慣化
同記事では、ハイパフォーマーの多くが読書を習慣化していることも紹介されています。とある調査によると、社会的成功者の実に9割近くが、毎日30分、もしくはそれ以上の時間を読書に充てているそうです。彼らが好むのは伝記や歴史、自己啓発書など、読書を通して自分の身になるものを読みます。
伝説の投資家と言われるウォーレン・バフェットも、読書を最も重要な習慣であると言い、マイクロソフトのビル・ゲイツも、どんなに夜が遅くとも、最低1時間の読書は欠かさないそうです。
読書は知識を得る意味でも大切ですが、読書を通して別の世界に入り込むことで、考え事などから一旦離れることができます。リラックス効果を得るという意味においても習慣化しておくと良いかもしれませんね。
アウトドアの習慣化
そして、最後にもう1つ。アウトドアを趣味にしておくのも、ストレス軽減にはもってこいなのだそうです!「How 10 highly successful people manage stress」によれば、米国の実業家であるメグ・ホイットマンはアウトドアを非常に好む一人として知られています。
Fast Companyのインタビューで語ったところによると、彼女はフライフィッシングが大好きで、年に6回は息子さんとともに楽しむそうです。フライフィッシングは、中々高度な技術を要する釣りの一種ですが、どのようなものかご興味のある方は、下記動画をご覧になってください!
カリフォルニア大学マーセッド校の調査によると、アウトドアなどのレジャーには、ストレスを即座に緩和する効果があるとのこと。また、別の研究でも、定期的に何らかのレジャーを楽しむ人は、ストレスなどのネガティブな感情にうまく対処できることがわかっているそうです。
ストレスはいつの間にか蓄積されていますので、心や体が悲鳴を上げてしまう前に、ストレス軽減のための行動を習慣化し、心や体を健やかに保つことを心がけましょう。
特に、自然には精神的な疲労を大きく減少させ、集中力の持続時間を回復する効果があることが「7 Ways Productive People Stay Focused」で紹介されており、ストレス軽減の効果は抜群です。読書などの毎日続けられる習慣を身につけ、週末にはアウトドアなどを習慣化して楽しんでみてはいかがでしょうか!
(次回:少しの意識改革でストレス軽減へ!【ハイパフォーマーの習慣をヒントに!】)
《参考URL》
9 habits of highly successful people, from a man who spent 5 years studying them|CNBC
Marguerite Ward
7 Ways Productive People Stay Focused|PSYCHOLOGY TODAY
Amy Morin
How 10 highly successful people manage stress|BUSINESS INSIDER
Lindsay Dodgson
(意訳:菊地薫)
Nature Serviceのウェブメディア NATURES. 副編集長。
自然が持つ癒やしの力を”なんとなく”ではなく”エビデンスベース”で発信し、読者の方に「そんな良い効果があるのなら自然の中へ入ろう!」と思ってもらえる情報をお届けしたいと考えています。休日はスコップ片手に花を愛でるのが趣味ですが、最近は庭に出ても視界いっぱいに雑草が広がり、こんなはずじゃなかったとつぶやくのが毎年恒例となっています。
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