夏になれば、海、山、川などへ毎年お出かけしていた方も多くいらっしゃると思いますが、今年は、新型コロナウィルスが夏の過ごし方にまで大きく影を落としています。夏の青空に引き寄せられるように「夏だ!遊ぼう~!」と勇んで出かけるには色々と制約も多く、モヤモヤした気持ちを抱くことの多い今日この頃です。

また、仕事に限らず、日常生活においても人との接触を極力減らす工夫をする必要もあり、人と話す機会が減っているなぁ~と感じることも多いのではないでしょうか。

今回は、リモートワークや人との接触を避ける生活によって生じている、これまでとは少し異なるストレスを、木々との触れ合いで緩和してみませんか?という内容をご紹介したいと思います。

木々と対話を

リモートワークの増加、飲み会や家族・友人の集まりなどの減少により、人と会う機会や話す機会が減っていることと思います。これが続くことにより、これまでとは違った別のストレスを感じることもあり、こんな時こそ、森林浴へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

森ではゆったりと流れる時間を楽しむと同時に、木々に話しかけてみることをおすすめします。普段なら誰かに話して解決してしまうようなことなどを、木々に聞いてもらうのです。

木は静かで信頼でき、口を挟むこともありません。聴く能力に長けた最高のカウンセラーだと表現する人もいるくらいです。中々考えがまとまらないことや判断に迷っていること、イライラするようなこと、何でも良いのでご自身が思っていることを話してみましょう。(参考1)

樹木はフィトンチッドという化学物質を放出しており、深いリラクゼーションをもたらす効果があります。森に入りフィトンチッドを全身に浴びながら木々と対話し、心身の疲労を癒しましょう。

木を抱きしめてみよう

さて、森林浴と同時に、機会があればぜひ試して欲しいのが、木を抱きしめること!人と接触する代わりに、木に触れてその存在を感じて欲しいのです。

アイスランド東部にある国有林を管理するレンジャーさんに曰く、木を抱きしめるとつま先から足、胸、そして頭の中にまで木の存在を感じ、最高のリラックス効果を得られるそうです。5分でも十分な効果が得られますし、一日に何度行ってもOKとのこと!木のサイズは特に気にすることなく、ご自身が気に入った木を選んでみましょう。

ただし、少しだけ注意点も。新型コロナウィルスの感染を最小限に抑えるために、森の奥深くまで入りなるべく他の人が触れていなそうな木を選んで欲しいとのこと。誰もが目にするような場所にある木は避けた方が無難なようです。

そして、木の抱きしめ効果を最大限に発揮するためには、抱きしめている時は目を閉じるのがおすすめ。木の温もりを感じ、そして木から自分に向かって何かが流れてくるのを感じ取ってみましょう。(参考2)

抱きしめそのものにも嬉しい効果が!

木を抱きしめることには、もう一つメリットがあります。”幸せホルモン”とも呼ばれるオキシトシンと関係性があるのです。人とハグをするとオキシトシンが分泌されることはよく知られており、また、犬とのスキンシップで分泌されることをご存知の方も多いのではないでしょうか。

このホルモンは主に「触れ合い」によって分泌され、穏やかな気持ちや心と心のつながりをもたらしてくれます。そしてそれが多幸感に結び付き、ストレスの軽減にもつながります。ただし、手当たり次第に触れば良いというものではなく、ポイントは優しく愛情を持って触れることにあります。(参考1)

人との接触を極力避けることが推奨されている今、森林浴や木々との触れ合いを通して、フィトンチッドやオキシトシン分泌によるストレス解消の相乗効果を期待したいですね!

新型コロナウィルスの終息が見えないなか、老若男女問わず無自覚なままストレスが溜まっていることもあると思います。すべての方が今すぐ森林浴に出かけられる環境にあるとは限りませんが、移動手段をお持ちの方や、近隣に森林がある方など、感染対策をしっかりとした上で木々との触れ合いにお出かけしてみてはいかがでしょうか。

(参考1)
Hugging Trees is Good for Your Health|Eileen Akbaraly
(参考2)
These Are the Benefits of Tree Hugging, Straight From a Forest Ranger Who Does It All the Time|Kara Jillian Brown

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