メスティンとは

メスティンといえば、アルミ製の飯盒で、トランギア社が有名ですが、今やダイソーでもメスティンが売られている程にメジャーなキャンプギアです。たくさんのキャンパーに愛されているギアの1つだと思います。

メスティン1つあれば、タイトルにもあるように炊飯はもちろん、焼く、煮る、揚げるが可能でマルチに使えるギアです。大きさは、レギュラーサイズとラージサイズがあります。レギュラーサイズはソロで使われることが多く、ラージサイズは、二人以上で使われる事が多いです。レギュラーサイズは1.5合まで炊くことができ、ラージサイズは3合まで炊けます。

マルチに使えるメスティンですが、炊飯に使う事が多いと思いますので、今回は「ほったらかし炊飯」に必要な物とその方法についてご紹介したいと思います。

ほったらかし炊飯に必要な物

ほったらかし炊飯に必要な物は、当たり前ですがメスティン。そしてポケットストーブという折り畳み式の五徳を使用し、そこに固形燃料を置いて調理をします。有名なのが、エスビットポケットストーブです。ちなみに、エスビット(Esbit )とは “Erich Schumms Brennstoff in Tablettenform” (錠剤の形をした、エーリヒ・シュムの燃料)の頭文字で、ヘキサミン(ヘキサメチレンテトラミン)を角型に成形した固形燃料です。

固形燃料は、他にも種類があるので、他の物を使用しても問題はありません。100円均一でも最近は売られています。しかし、屋外での使用を推奨され、閉鎖空間では使ってはいけないと説明されている物もあるので使用方法の説明は必ず読んで使用して下さい。

固形燃料とポケットストーブの組み合わせは、多くのキャンパーがバックアップ用(緊急時用)として携行をしており、登山者にも多く使用されています。また、キャンプ場では風の影響もあるので、ウインドスクリーン(風防)もあると便利です。

ほったらかし炊飯の仕方

まずは、お米を研ぎます。無洗米だと洗わずに済むので楽です。次に、研いだお米に吸水させます。吸水時間は、夏場は30分で、冬場は1時間お米に水を吸わせます。この作業は炊きあがりに影響しますので、時間を計る事をオススメします。お米1合に対しお水は200cc 必要と覚えれば良いと思います。

吸水中のお米
お米に吸水させます。夏場は30分。冬場は60分。
吸水後のお米
吸水させたお米がコチラ。吸水すると白っぽくなってます。

吸水が完了したら、メスティンにお米を移し、ポケットストーブに固形燃料を置きます。そして、チャッカマンやガストーチで火を付け、ポケットストーブの上にメスティンを置きます。後は、そのまま火が消えるまでほったらかしにして待ちます。

メスティンを使った炊き込みご飯
今回は、塩昆布とツナ缶の炊き込みご飯です。塩昆布適量とツナ缶を1缶入れるだけ。
ポケットストーブとメスティン
ポケットストーブに固形燃料を置いて、火をつけたらメスティンを置きます。後は、火が消えるまで放ったらかし。

私は、いつも30グラムの固形燃料を使用し、25分程度の燃焼時間が終わるまでほったらかしています。火が消えたら、蒸らし時間が必要で、タオルなどに包んで10分蒸らします。蒸らしが終われば炊きたてご飯の完成です!

タオルにくるんで蒸す
火が消えたらタオルに包んで10分蒸らします。
出来上がった炊き込みご飯
出来上がりがこちら。ネギを散らして完成。塩昆布の塩気とツナ缶の旨味が最高に美味しいです。

ほったらかし炊飯が出来ると、アレンジもできます。炊き込みご飯もキャンプやアウトドアで作れます。ぜひ自然の中でほったらかし炊飯をしながら、癒やされる時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

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