今、キャンプ場で起きているごみ問題について「キャンプ場で起きているごみ問題とは?ごみマナーを考える」という記事でご紹介しました。キャンプ場のごみ問題へのアプローチにはさまざまな方法がありますが、個人レベルでもできる工夫の一つとして「ごみを大量に出さないこと」が挙げられます。この記事では、意識するだけですぐできるキャンプでごみを極力出さない方法・工夫を解説していきます。
キャンプでのごみを減らす方法・工夫
キャンプでのごみを減らす方法はそれほど難しくはありません。キャンプ初心者の方でも簡単にできる3つの方法を紹介します。
- 計画を立てて食材を無駄にしない
- 自宅で下ごしらえをしてくる
- 使い捨て道具の使用を控える
これら3つの方法を組み合わせることで、キャンプごみを大幅に減らすことができます。
計画を立てて食材を無駄にしない
まず大切なのは、ごみとなりやすい余分な食材を持ち込まないことです。キャンプ場には冷蔵庫がないため、温度管理が重要な冷蔵品や冷凍品は食べ切れなかった時点でごみとなってしまいます。食事の計画を事前に立てることで、食べ切れないほどの食材を持ってきてしまう失敗を減らせます。食事の量が足りるか不安な場合は、持ち帰り可能なレトルト食品や缶詰の利用がおすすめです。
自宅で下ごしらえをしてくる
自宅で下ごしらえをしてくることで、キャンプ場で出るごみをぐんと減らせます。次のような事前準備をしてみてください。
- 野菜は皮や芯を取り除き、カットしておく
- 肉類はトレーを外して、食品保存容器やジッパー袋にまとめる
- 自宅で味付けをし、極力調味料の容器を持ち込まない
また自宅での下ごしらえはキャンプごみの減量だけでなく、調理の効率化にもつながります。スムーズにキャンプを楽しむ上でもおすすめの方法です。
使い捨て道具の使用を控える
使い捨て道具を使わないこともキャンプごみの減量につながります。使い捨ての道具は洗う手間いらずで便利ですが、どうしてもたくさんのごみとなってしまいます。紙皿・紙コップ・割り箸・プラスプーンなどの食器類、使い捨て金網・グリルなどの使用を避けるだけでごみを簡単に減らせますよ。
キャンプ場で極力ごみを出さない工夫をすることはキャンプ場のごみ問題解決に寄与するだけでなく、自サイトでのごみ管理や片付けを楽にします。キャンプでのごみの扱い方を考え、キャンパーもキャンプ場もお互いを思いやれる良い関係を築いていきたいですね。
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旅とワインが大好きなアウトドア系主婦。休日は家族で外遊びやキャンプを楽しんでいる。夢は「キャンピングカーで日本1周すること」と「世界各地のワインを本場で楽しむ」こと。
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