ごみの回収をしていないキャンプ場から自分のごみを持ち帰るのは、キャンパーとして守るべきマナーの一つです。しかしながら車内での臭いや家での片付けが大変で困っている人も多いのではないでしょうか。この記事では、ごみの持ち帰りストレスを減らすための簡単な方法をご紹介します。
キャンプごみを減らすためには準備段階から工夫する
ごみは量や種類が増えるほど臭いや手間が増えていきます。まずはキャンプごみを減らすため、準備段階からごみの出ない工夫をします。
- 計画を立てて食材を無駄にしない→食品ロスを防ぐ
- 自宅で下ごしらえをしてくる→生ごみの減量
- 使い捨て道具の使用を控える→無駄なごみを減らす
準備段階からごみを増やさない工夫をすることで、キャンプ場で出るごみが減らせます。ごみが減れば、持ち帰り時の臭いや手間のストレスも少なくなります。詳しい内容は「意識するだけですぐできる!キャンプでごみを極力出さない方法・工夫」を参考にしてください。
キャンプ場でのごみの分別は全員で行う
キャンプでのごみのストレスを減らすには全員がごみに責任を持つことが大切です。回収してくれるごみの種類はキャンプ場によって異なります。全く回収をしないところもあれば、ほとんどのごみを回収してくれるキャンプ場もあります。ただしごみを回収してもらうためには、キャンプ場のルール通りに分別する必要があります。キャンプ場のごみルールを全員で共有し、自サイトでそれぞれのごみ分別方法を決めましょう。
ごみは自サイトでもキャンプ場の分別通りに分けておくと、最後の片付けが楽になります。回収をしていないごみは持ち帰りになるので、住んでいる自治体のごみルール通りに分別しておくと帰宅後の片付けの手間を減らせますよ。
ごみの保管方法にも注意
大自然の中にあるキャンプ場にはたくさんの虫や野生動物が住んでいます。ごみを適当に置いておくと、夜中に動物や虫をおびき寄せてしまうかもしれません。ごみのトラブルを防ぐため、次のような工夫をしておくと安心です。
- 飲み残し・食べ残しはきちんと片付けておく
- トレーや空き缶などは洗ってから捨てる
- ごみ箱・ごみ袋はしっかりと口を閉めておく
動物や虫を呼び寄せないための工夫は、持ち帰り時の臭い対策としても有効ですよ。
臭わせない!持ち帰り方法
持ち帰りのごみの悪臭を防ぐためには前章までに紹介した内容に加えて「水漏れさせない」「密閉する」の2点が重要です。生ごみの水はしっかり切り、ごみ袋を二重にすることでかなり臭いは抑えられます。それでも気になる場合は生ごみをジッパー付の密閉袋に入れたり、密閉できるごみ箱を利用したりするとさらに安心です。また生ごみ用スプレーを利用することでも臭いを抑えられます。
『キャンプ場で起きているごみ問題とは?ごみマナーを考える』からもわかるように、キャンプ場のごみ問題には皆で考えていきたい課題がたくさんあります。一人ひとりがごみマナーを守り責任を持って行動していきたいですね。
旅とワインが大好きなアウトドア系主婦。休日は家族で外遊びやキャンプを楽しんでいる。夢は「キャンピングカーで日本1周すること」と「世界各地のワインを本場で楽しむ」こと。
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