2024年12月22日(日)、茨城県日立市の奥日立きららの里で「奥日立きららの里アウトドアフェスティバル」を開催しました!当日は、多くの家族連れでにぎわい、大盛況のうちに終了しました。
今回のフェスティバルでは、Nature Serviceが長野県の星の森オートキャンプ場で定期的に実施している「キッズプログラム」を軸に、特に親子連れに喜んでもらえるようにイベントを企画。年輪版画やドリームキャッチャー作りなど、自然素材を使ったクラフト体験をメインに据え、フォレストヨガなども加えた多彩なプログラムを用意しました!
子どもが主役!自然の中での発見と創造
この日の主役は子どもたち!自然豊かな奥日立きららの里を存分に活用したさまざまなプログラムで、子どもは目を輝かせながら遊び、学び、創造する時間を過ごしました。
「年輪版画」「ドリームキャッチャー作り」「大地の絵の具で描こう」という3つの子ども向けプログラムは、すべて参加費無料で実施。事前予約枠はほぼ満席となり、当日参加の希望者も多かったため、予定を上回る子どもでにぎわいました。
朝一番の年輪版画では、年輪にまつわるクイズで子どもたちの興味を引き出すところからスタート。事前に用意した小さな年輪から大きな年輪まで、子どもたちは目を輝かせて木を観察しながら、「この切り株は40歳だ!」などと、楽しそうに数えていました。
実際に版画を作る段階では、好みの模様の木と色を組み合わせて、オリジナルの作品作りに挑戦。きれいな模様ができあがると子どもたちは嬉しそうに、また、その様子をながめる保護者の皆さんも温かいまなざしで見守っていました。
続くドリームキャッチャー作りでは、まず園内でフォレストコーミング(自然素材集め)からスタート。12月末でしたが、至るところにきれいな落ち葉や松ぼっくりがたっくさん!
「小さな木の実を見つけたよ!」と誇らしげな声が上がったかと思えば、形の良い松ぼっくりを発見するだけでもおおはしゃぎ!さらには保護者の皆さんも素材集めに熱中し、親子で楽しむ様子がうかがえました。
集めた素材に加え、事前に用意した黄色や赤色の実のついたマンサクやフヨウなども使い、クリスマスVer.のドリームキャッチャー作りに挑戦。「この植物はなんだろう?」と、子どもだけでなく保護者の方々も物珍しげに観察する姿が印象的でした。
「大地の絵の具で描こう」では、土から絵の具を作る不思議な体験に子どもは興味津々。
それぞれの想像力を活かした個性豊かな作品が次々と生まれ、子どもの創造力があふれていました。
子どもはみんな天才ですね!
また、上記プログラムに加え、園内を巡る広大な宝探し「きららクエスト」を常時実施。寒さに負けじと元気いっぱいの子どもは、すぐに走り出して宝探しに挑戦。クエストをクリアした参加者に対してはプレゼントを用意していたので、子どもたちは大喜びの様子でした。
キッズイベント全体をとおして、保護者の皆さんも楽しんでいる様子で、子ども・保護者、そしてスタッフが一体となった楽しいイベントになりました。
家族みんなで楽しめる多彩なアクティビティも!
会場では子ども向けプログラム以外にも、家族みんなで楽しめるアクティビティも実施。
特に大人向けにはフォレストヨガを開催。冬の澄んだ空気の中、自然を感じながらのヨガは、室内とは一味違う特別な体験に。
風が吹く中でポーズを取るのは難しかったかもしれませんが、それも自然の中だからこその醍醐味として、参加者の皆さまに楽しんでいただいていたようです。
さらに、人気を集めたのは、キャンピングカーの展示エリア。終日人が途切れることはなく、特にルーフトップテントは大人気でしたね。
実際にルーフトップテントに上がって記念撮影をする家族の姿も多く見られました。この車は、展示用のキャンピングカーではなく、実際にNature Serviceのスタッフが使用している車両なので、実用面での工夫などが今後のキャンプや車中泊などの参考になりましたら幸いです!
本格パエリアに長蛇の列!食で彩るアウトドアの楽しみ
さて、アウトドアフェスティバルの楽しみのひとつは食!キッチンカーが立ち並ぶ中、Nature Serviceでは、大きな鉄鍋で作る本格パエリアを提供しました。パエリア国際コンクールで活躍した「EL TRAGON」料理長 栗原シェフによる特製パエリアは、迫力ある調理風景で、多くの人々の注目を集めました。
特別価格500円という手頃さも相まって、新しいパエリアが炊き上がるたびにたくさんの方に並んでいいただく人気ぶり。
「今まで食べたパエリアで一番おいしかった」という声が多数寄せられ、夜ご飯やお土産用にと、帰り際に追加で購入してくださった方も続出。保温容器を持参で家族分を購入される方や、奥日立きららの里でキャンプを楽しんだ帰りに立ち寄られた方など、たくさんの方々が本格パエリアに舌鼓を打ちました。
屋外での調理という開放的な雰囲気と、できたての温かさ、本格的な味わいが、冬のアウトドアフェスティバルを一層盛り上げてくれる、重要な要素となりました。
冬の奥日立きららの里に集まった、たくさんの笑顔
寒い季節は室内で過ごしがちですが、この日の奥日立きららの里は、子どもの元気な声と家族の笑顔で温かな空気に包まれ、心が温まる一日になりました。
冬だからこそ感じられる自然の魅力と、アウトドアならではの体験が、特別な思い出となるものだったことを願います。
今回のアウトドアフェスティバルを通じて、自然の中での体験が持つ価値と、家族で過ごす時間の大切さを、改めて実感することができました。Nature Serviceでは今後も、自然の持つ力を活かした様々な企画を通じて、人々の心に残る体験を提供してまいります。
500人を越える参加者の皆さま、ありがとうございました!
Nature Serviceのウェブメディア NATURES. 副編集長。
自然が持つ癒やしの力を”なんとなく”ではなく”エビデンスベース”で発信し、読者の方に「そんな良い効果があるのなら自然の中へ入ろう!」と思ってもらえる情報をお届けしたいと考えています。休日はスコップ片手に花を愛でるのが趣味ですが、最近は庭に出ても視界いっぱいに雑草が広がり、こんなはずじゃなかったとつぶやくのが毎年恒例となっています。