突然ですが、海に潜るってどんな感じかイメージしたことはありますか?
今回は私の初めてのスクーバダイビング体験談をご紹介します。

「世界が変わるよ」その一言で始めたダイビング
29歳、これからの人生このままじゃいけないのだけど、どうしたらいいのかわからない。
そんな時、たまたま札幌の職場で知り合った人が私にこんなことを言った。
「ダイビングをすると世界が変わるよ。」
私は二つ返事で「やりたいです!」と言い、札幌から車で2時間の所にある積丹に体験ダイビングに連れて行ってもらった。
もう5年近く前のことである。

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生まれたての自分に出会う
海に潜るっておもしろそうだけど、最初はやっぱり怖かった。
運動音痴だし泳ぐのも苦手だし…
とにかく楽しもうと声をかけてもらい、意を決してチャレンジ。
といっても、どうしたらいいのかわからないのでほとんど全てインストラクター任せ…
重いタンクを背負い、ウェイト、マスク、フィンを付け、レギュレーターのマウスピースをくわえていざ海へ…!
耳抜きは意外とスムーズにできた。
呼吸もできる!
余裕は全くないのだけど、よく見てみるとウニがたくさんいる。
いろんな形の岩がたくさんある。
魚も泳いでいる。
今、私は海の中にいる…!
なんだかわからないけどものすごい感動で、生まれたばかりの子供に返ったような気分だった。

都会の生活とのギャップ
それまでの生活は、昔病気をしたのもあるけれど、いつも疲れていて気分が優れなかった。
仕事もある、着たい服も買える、友達もいる、それでも心の中はいつも孤独を感じていた。
何のために生きているのかわからない、そんな状態だった。
だけど海に潜った後、「あ、なんにも心配いらないんだ、全て大丈夫だ」と思えたのだ。
自分という存在の全てが、海に、地球に完全に受け入れられているのだと感覚的に思った。
慣れない運動をして身体的な疲労感はあったが、心と体が軽くなっていた。
都会で生活しているだけでは絶対に味わえない感覚。
これはきちんと通って練習して、ちゃんと潜れるようになりたい!
そう思ったのが全ての始まりだった。

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ヒトも動物も、みんな地球の一部
少しずつ海に通うようになり、私の価値観や考え方は変わって行った。
というか、本来の自分に戻っていったのかもしれない。
私達人間は、地球の一部に過ぎないのだということに気が付いたのだ。
それは私達人間も、海を泳いでいる魚達や野生の動物達と同じように、地球の住人の一人ということ。
今まで人間中心だった考え方が、地球中心に変わってしまったのだ。
まさに、ノルウェーの哲学者アルネ・ネスが提唱している、「ディープエコロジー」の考え方だ。
「世界が変わる」ってこういうことかもしれない。
地球全体の健康を考える時、私達人間の本当の幸せというものが見えてくるのではないだろうか。
また、私達人間が本当の幸せに気付くことで、地球環境は自ずと守られるのではないだろうか。
そんなことを想いながら、今も積丹の海を潜り続けている。

いかがでしたか?
人間の本能として海に還る想いがどこかにあるかもしれません。
いきなりスクーバダイビングを始めるのはハードルが高いかもしれませんが、今度の週末は海を眺めながらゆったりとした音楽を聴くなんていかがでしょうか?

4件のコメント

  1. 海は生き物たちのプラットホームというネスの哲学。
    利便さと豊かさを得ることは文化と哲学を失うことになる。
    システム志向は自分で考える必要がない。
    都市生活とはそんなものでしょう。
    海とそこに棲む生き物から生きることの意味を学ぶことが大事です。
    まさに海が先生!

    1. おさひたじふさん、コメントありがとうございます!
      おかげさまで海からたくさんのことを学ばせていただいています。
      これからもよろしくお願いいたします。

  2. 島根県の海育ち、小学生の時は夏は毎日、海に。遊びました、潜りました。魚と遊び、貝を採って楽しみました。
    自然の中で生かされてるな、と今頃、熟、思います。今後ともよろしくお願い致します。ありがとうございます、だんだん!

    1. 石橋さん、コメントありがとうございます!
      小さい頃から自然に親しむことは大事なことですね。
      とても恵まれた環境でお育ちになられたんですね。
      羨ましい!

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