男性の皆さま!こんな経験ありませんか?夜道を自宅に向かって歩いていたら、前を歩く女性が急に速足になったり、後ろをチラチラ振り返りながらどこかに電話をかけ始めたり。「あの…僕も帰る方向一緒なだけなんですけどね…。」と心の中でつぶやきながら、少し距離をとってゆっくりと歩き始める始末。
男性からすると何だかちょっと切ない瞬間ですよね。実はこんな状況、夜道だけで起こるわけではないのです。旅の途中でも起こり得るのです。
ハイキングや登山中に人と出会えば、軽いあいさつは誰でも交わしますよね。それがすれ違いざまであれば、それ以上言葉を交わすことはありません。しかし、休憩中の場合など一つの場所に留まっている時に、一人旅の女性と出会ったらどうしますか?もちろんあいさつはするでしょう。でも、その後は?普通に話しかけて良いの?行き先とか聞いて良いの?
男性諸君、知っておいてください。何気なく放ったその一言が、女性に警戒心を抱かせてしまうこともあるのです。今回は、男性がハイキングや登山中に一人旅の女性と出会った場合の対応について、BACKPACKERの記事のなかから、ちょっとしたポイントをいくつかご紹介しましょう。
愛想良くすべし!
せっかくの出会いですから、男女の分け隔てなく、愛想良くあいさつをしましょう。ただし、女性側からそっとしておいて欲しいというオーラを感じ取った時は、それ以上のコンタクトは控えましょう。
余計な詮索は控えるべし!
「目的地はどこですか?」
「今晩はどこでキャンプをする予定ですか?」
何気ない一言なのに、「え?まさかついてくる気かしら?」って勘ぐられるかもしれません。
女性側から話さない限り、聞かない方が無難です。
余計な忠告は控えるべし!
「女性の一人旅は危険ですよ。」
優しさから出た一言なのはよく分かります。
しかし、その一言で逆に身構えられちゃうかもしれません。
態度で示すべし!
一人旅の女性とキャンプ地が同じになったら、なるべくテント間の距離を離し、女性がゆったりとスペースを利用できるように配慮しましょう。女性も配慮してもらっていることが分かれば、きっと安心します。
もちろん、男性も女性も同じようにアウトドアを楽しんでいるのですから立場は同じです。しかし、女性の一人旅は何かと気を遣いますので、男性からの何気ない一言で警戒心を抱かせてしまう可能性があるのです。そしてその警戒心は時として、男性側にも不快な思いをさせてしまうことがあります。例えば、その晩のキャンプ地は同じだと聞いていたのに、女性があからさまに予定を変更したら、何だか気分が悪いですよね?相手が話さない限り余計なことは聞かず、良い意味で距離感を保っておけば双方が気分を害さずに済みます。
とは言え、同じ趣味を持つ者同士の出会い。意気投合することだって十分あり得ます。会話が弾み、お互いに楽しい時間を共有できそうであれば、「少しご一緒に歩きませんか?」なんて誘ってみるのもアリかもしれません!もしかしたら、運命的な出会いになるかもしれませんので、そのあたりは臨機応変に!
一人旅の女性への気遣い。これらを頭の片隅に入れつつ、素敵な出会いを求めて旅に出かけましょう!
記事に関するさらに詳しい内容は、下記をご覧ください。
How To Avoid Seeming Creepy To Solo Women Hikers|BACKPACKER
Elisabeth Kwak-Hefferan (意訳:菊地薫)
Nature Serviceのウェブメディア NATURES. 副編集長。
自然が持つ癒やしの力を”なんとなく”ではなく”エビデンスベース”で発信し、読者の方に「そんな良い効果があるのなら自然の中へ入ろう!」と思ってもらえる情報をお届けしたいと考えています。休日はスコップ片手に花を愛でるのが趣味ですが、最近は庭に出ても視界いっぱいに雑草が広がり、こんなはずじゃなかったとつぶやくのが毎年恒例となっています。