世界のハイパフォーマーが行っているセルフメンテナンス法をご紹介するシリーズ。
(前回:ハイパフォーマーの日常をヒントに! もっと元気に、もっと輝け!)
今回は、日常的に高ストレスにさらされる企業経営者たちが、休日にどのようなことをして楽しんでいるかに注目。なかでも、アウトドアアクティビティを愛する経営者に焦点を当てて、「12 Crazy Activities These CEOs Do In Their Spare Time」からご紹介したいと思います。
スリリングなアクティビティ好き
イギリスの大企業、ヴァージン・グループの会長であるリチャード・ブランソンは、とにかく好奇心旺盛。旅や冒険が大好きらしいのですが、その方法がなんともユニーク。
たとえば、イギリス海峡を横断するのに水陸両用車を使い、横断最速記録を樹立。また、同海峡を初めて気球で横断したのも彼なのだそうです。
彼は、カイトサーフィン好きとしても知られており、半年ほど前にはバラク・オバマ(アメリカ前大統領)とともにヴァージン諸島でカイトサーフィンを楽しむ様子が報道されていました。
ちなみに、カイトサーフィンってどんなスポーツ?と思った方は、ぜひこちらの動画をご覧ください。透明感あふれる海と白い砂浜、そしてカイトサーフィンのスピード感に圧倒されます!
マラソンやトライアスロンで心身を鍛え抜く
インドのビリオネアとして知られる実業家のアニル・アンバニは、マラソンにのめり込むうちの一人。夜明け前にボディーガードとともにインド西部の都市、ムンバイの通りを走る姿がしばしば目撃されるそうです。
マラソンを始めたきっかけは、少々重くなってしまった体重を危惧してのこと。初参加は、2003年のボストンマラソンで、以来、継続的にマラソンに挑戦。
一方、モトローラ社前CEOのマイク・ザフィロフスキーは、トライアスロン好きとして知られています。トライアスロンと一口に言っても、大会によって距離はさまざま。彼が挑戦しているのは、アイアンマン・ディスタンスと呼ばれる最も過酷なもので、まさに鉄人レース!
スイム 3.8km、バイク 180km、ラン 42.195kmを完走するには、並大抵の精神力では挑めないでしょうね。彼は常に度胸や根性の証しとしてトライアスロンに挑んでいるそうですが、忙しい業務のかたわら、よくぞそこまで鍛えられるなと思わず感心してしまいます。
趣味の域を超える本格的ヨットレース
ソフトウェア開発で知られるオラクル社の共同設立者、ラリー・エリソンは熱烈なヨット好き!と、言っても、海をのんびりと漂うヨットのイメージとはまったく異なる、戦うヨットレースに魅せられているのだとか。
カリフォルニア州の大学に通っていた1960年代ころにセーリングと初めて出会い、現在では世界最大級のヨットを所有。世界最高峰のレースに数多く出場し、優勝経験もあるというヨットレース界でも知られた存在。
オリンピックで見るヨットレース(セーリング)と、ラリー・エリソンが好むヨットレースは趣がだいぶ異なり、レースのスピード感とヨットの大きさには驚かされます。2017年6月に開催されたアメリカズカップの動画がありますので、ヨットレースが”海のF1”と呼ばれるゆえんを見ていただけたらと思います。
動画は、昨年優勝したオラクル・チーム(アメリカ)にエミレーツ・チーム(ニュージーランド)が挑む様子です。(今年はエミレーツに軍配が上がりました!)”手”でハンドルを回すオラクルに対し、エミレーツは自転車漕ぎのように”足”を使っているという違いにも、ぜひ注目してみてください。ちなみに、足漕ぎ方式は異例だそうで、手漕ぎが現在の主流なのだそうです。
その他にも、記事の中では水上スキーなどを趣味にしているCEOらが紹介されており、ストレスを発散する方法は十人十色です。
どうやら、仕事のことを完全に忘れられるアウトドアアクティビティを見つけることも、ハイパフォーマーでいられることの秘訣のようですね。
関連記事:週末もハツラツと過ごすのがカギ!【ハイパフォーマーの習慣をヒントに!】
《参考URL》
Obama Kite Surfs With Richard Branson in Virgin Islands Holiday|NBC NEWS
CORKY SIEMASZKO
12 Crazy Activities These CEOs Do In Their Spare Time|BUSINESS INSIDER
Eric Goldschein and Vivian Giang(意訳:菊地薫)
Nature Serviceのウェブメディア NATURES. 副編集長。
自然が持つ癒やしの力を”なんとなく”ではなく”エビデンスベース”で発信し、読者の方に「そんな良い効果があるのなら自然の中へ入ろう!」と思ってもらえる情報をお届けしたいと考えています。休日はスコップ片手に花を愛でるのが趣味ですが、最近は庭に出ても視界いっぱいに雑草が広がり、こんなはずじゃなかったとつぶやくのが毎年恒例となっています。
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