例年にも増してアウトドア熱が高まった2020年。新型コロナウィルスに端を発した「3密回避」、在宅勤務で生じたストレス軽減など、理由はさまざまだったにせよ、「キャンパーデビューしてみた!」「ソロキャンプに行ってきた!」もしくは「来年こそは!」という方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

さて今回は、OutwitTradeというサイトの編集長であるケイティ・ホームズさんとご縁があり、こちらの記事から一部抜粋して経験豊富なキャンパーから初心者に向けたアドバイスをご紹介します。

アウトドアを楽しみたい方に向けた温かく、優しい内容となっていますので、楽しむためのヒントを見つけていただけると幸いです。

練習は役に立つ

自宅で練習することが備えとなります。

私はキャンプが大好きです。大学生の時に初めてキャンプに行きましたが、実のところ一人でキャンプをするのは少々不安でした。特に、テントをどう張って良いのか分かりませんでした。初めてのキャンプで基本的なことが分からない場合は、自宅で試しにやってみてください。ばかげていると思うかもしれませんが、本当に役立ちます。キャンプ初日にあたふたするのは嫌ですよね。ストレスが溜まってキャンプ初日を終えるよりは、まだ自宅にいるうちに手抜かりがないかどうか確認しておく方が良いと思います。

–James Bullard, Sound Fro

https://outwittrade.com/camping-tips/#james

携帯の電波が悪い可能性も考慮に入れて

多くのキャンプ初心者はキャンプ場で携帯の電波がつながりにくいことに驚きます。キャンプ場から自宅に帰る際、携帯電話の地図に頼れないのです。自宅を出発する前に、地図アプリを使って自宅とキャンプ場の道順のスクリーンショットを撮っておくことをお勧めします。もちろん、行きと帰りの両方です。そうすれば、楽しくキャンプに向かう際にも、自宅に帰る際にも、万が一携帯の電波が届かない場合の備えとなりますよ。

–Alison Watta, Explorationsolo.com

https://outwittrade.com/camping-tips/#alison

持ち物のチェックリストを使うタイミングを間違えないで

初めてキャンプに行く人たちに一番伝えたいのは、持ち物のチェックリストを、荷物をパッキングする時だけに使用するのではなく、実際に車に積み込んでからも使うということです。車庫や玄関口にキャンプ用品をすべて揃え、車に積み忘れたなんて話をどれだけ聞いたことか。キッチンに置きっぱなしにしたり、出発直前に他の場所に移動してしまったりするんですよ。

必要なキャンプ用品を絶対に忘れないようにするには、まずチェックリストをパッキングする際に使います。そして、確実に車に積んでから、チェックリストに記載されているアイテムに線を引いて消すようにしましょう。そうすれば、トイレットペーパーを忘れた、なんて焦ることは今後なくなります。

–Raul Mercado, Camping Helper

https://outwittrade.com/camping-tips/#raul

「楽しむ」という目的を忘れないで

あれこれと思い悩まないで欲しい。キャンプのためにチェックリストを用意するなど、すべてのことを事前に準備しておくのはとても役立ちますし、実際にそうすべきです。ただ、初心者は完璧にやり遂げようとしがちです。ありとあらゆることを確実にやり抜きたいのです。この考え方は、初心者を非常にささいなことで不安にし、息抜きで来ていることを忘れさせてしまいます。小さなことに右往左往する必要はありません。物事が計画通りに進まない場合、そんな時こそ、柔軟に対応してその状況を楽しむのです。それがキャンプの本来の姿です。創造力を駆使し、置かれた状況を楽しまなくちゃ。事前に立てた計画は、単なる計画に過ぎません。初心者の方には、キャンプは楽しむ時間だということを覚えておいて欲しいです。完璧を目指すがあまり、ミニ冷蔵庫を持っていく方が良いだろうか、なんてことを考えて気疲れする時間ではないのです。

事前準備をすることは大切ですが、自分らしくキャンプをすることの方がずっと重要ですよ。一緒にキャンプに行く仲間と一番楽しめると思うことを実行し、自らが楽しむということを決して忘れないでください。

–Graham Spence, Mantelligence

https://outwittrade.com/camping-tips/#graham

キャンプギアの重要性

その他にもさまざまなアドバイスがありましたが、キャンプギアに関するものも複数見受けられました。たとえば、テントのサイズはワンサイズアップ(例:2人なら3人用のテント)する方が無難、快適でなおかつ使用者のニーズに合ったキャンプギアが必要、寝袋にはお金をかけた方が良いなど、知っておいて損はないアドバイスが寄せられていました。

また、アウトドア愛好家であり、人々にその良さや楽しさを発信しているアマンダ・ムーアさんは、「ここ何年かで、目的や用途に合っていないギアを使用し、使い心地の悪さから、ハイキングやキャンプに対する興味を失ってしまう人たちがいることに気が付きました。」というコメントを寄せています。

最初から高価なキャンプギアばかりを選ぶとあっという間に予算オーバーになってしまいますが、目的や用途を明確にし、重点的に費用をかける部分はご自身で決めておく必要がありそうですね。

さて、今回はOutwitTradeのサイトから、キャンプ初心者に向けてのアドバイスをご紹介しました。キャンプに興味があり色々と調べてはみたものの、時間の確保が難しかったり、ギアなどを揃えるまでには至らなかったりと、キャンパーデビューを来年に持ち越した方もいらっしゃると思います。この年末年始にじっくりと計画を練って、来年こそはぜひキャンプを楽しんでみてはいかがでしょうか。

(参考)
Camping Tips: 18 Campers Comment|Katie Holmes
本記事は上記記事の一部を抜粋した日本語訳です。翻訳許可をいただいております。

Natures.編集部より

Nature Serviceはやすらぎの森オートキャンプ場を運営しておりますが、同敷地内には自然と融合した法人向けレンタルオフィススペース、信濃町ノマドワークセンターが併設されております。30人強を収容できるワークスペースを有し、近年大きな注目を集めているリモートワークやワーケーションを実践できる施設です。また、起業家や経営者の方々が落ち着いて働けるように、1~3人程度の少人数でご利用できるエグゼクティブ向けのお部屋もご用意しております。キャンプのなかにワーケーションという概念を取り入れ、ぜひ、皆さまには新しい働き方の1つとしてご利用していただけることを願っております。都会と変わらない作業やネット会議を行いながら、時折施設周辺を散歩し、木々や葉っぱの擦れる音、鳥たちの鳴く声に耳を傾け、生産性や創造性などの知的労働生産性の高まりを肌で感じ取ってみてはいかがでしょうか。

信濃町ノマドワークセンター

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