「4/22のEarthdayに向けて何か1つ企画して!」

これは入社初日(4/1)のミーティングで新入社員の私に与えられたミッションです。
前日まで大学生だった私は大慌てしてしまいましたが、身近なところでの取り組みや社会の流れなど、調べてみるととても勉強になりました。
近年の環境問題への意識の高まりから、環境問題に興味を持ち始めた人、仕事として取り組みを考えることになった人、たくさんいらっしゃるかと思います。
よろしければ、環境問題への関わりはもちろん社会人としても新人の私と一緒に環境問題を考えてみませんか?

Earth dayとは?

そもそもEarth dayとは、
①環境問題に対する意識を高めること
②環境保全のための対策を促進すること
を目的とした世界的なイベントです。
1970年に、アメリカ・ウィスコンシン州の上院議員だったゲイロード・ネルソン氏が、国民が環境に対して学ぶ機会を作ろうと考えたのがきっかけで生まれました。それから、「父の日」や「母の日」に並ぶ「地球に対して感謝をする日」となることを願って、なんでもない平日である毎年4/22が、地球の日・Earth dayとなりました。
より詳しいきっかけは、以下のサイトでご覧になれます。
https://ecoalf.jp/news/detail/29
https://www.earthday-tokyo.org/about

Earth dayには守らなければならないルールは存在しません。
1人1人が出来るアクションを起こし、豊かな自然に感謝する日です。

今回は私が起こせるアクションとして、身近なところから環境問題を考え、私がいる場所から感じたことをこの記事に残したいと思います。

世の中をめぐる流れ

「サステナブル」「SDGs」といったワードは、数年前と比べると随分と目にする機会が多くなったように感じます。「環境問題は早急に取り組むべき問題である」という共通認識が、世の中に広がってきていることは事実です。
一方で、積極的に取り組みやすい体制や仕組みが存在するのか、と言われると疑問が残るように感じます。

私は、大学で自然科学系の科目を専攻していましたが、その理由として「美しい自然を守れる人になりたい、だから自然科学を学びたいしそれが叶う就職をしたい」という思いがありました。ですが、大学でメインで学ぶのは「人間の暮らしを豊かに、もしくは快適にするためにいかに自然を管理するか」でした。もちろんそればかりではありませんし、適切な管理や安全のため、大学では自然を相手にする人間として必要なことを多く学びました。ですが、自然環境の保護や管理について少しジレンマを感じたことも確かです。

就職となると、更に厳しい現実を突きつけられます。SDGsや環境問題に対する取り組みを示す企業はたくさんあって、とても魅力的でした。一方で、業務の中心として自然環境についてしっかりと向き合える場所は多くなく、自然と関わることを仕事にする難しさを肌で感じました。

この経験から、より環境問題や自然と関わることを、低いハードルで行うことができる仕組みや体制を作ることができれば、と強く思うようになりました。

関連記事:CSRにSDGs。企業ができることはなんだろう。-未来のステークホルダーと企業の責任-

今後の課題とは?

今後課題となるのは、やはり仕組みやルールの構築だと思っています。
豊かな自然と人間の発展、対立ではなく共存を目指すために、適切な距離感と、行動を促すルールや仕組みが必要です。そのために社会全体で、今何が起こっているのかをよく知り、話し合うことが大切になります。

社会の流れは確実に変化している

課題も多いとはいえ、地球に優しい環境づくりが確実に前進していることは事実です。
身近なところで言えば、レジ袋が有料になったことは、日本全体の意識と行動を変化させる大きな一歩だったと私は感じています。
もう少し目を広げてみた例をご紹介します。
こちらの企業からは包装の一部をプラスチックから紙に変更した製品が誕生しています。
▼ネスレ
https://nestle.jp/home/

古くなった洋服を回収し、新しい洋服を作ることで資源を削減することを目指す取り組みも増えています。
▼ユニクロ
https://www.uniqlo.com/re-uniqlo/
▼birng
https://bring.org/

家庭用の洗剤を量り売りすることで、包装に使うプラスチック削減を提案した製品は、量り売りの店舗をすこしづつ拡大しています。
▼株式会社ecostore japan
https://ecostore.jp/Page/contents/2017/refillstation.aspx

企業の事業紹介や製品のパッケージでも、カラフルなSDGsのマークを目にする機会が増えました。
環境問題に興味がある人、具体的な取り組みもどんどん増えています。これは嬉しい変化、大きな一歩と言って良いのではないかと私は思っています。

出来ることから始めませんか?

いきなり大きな取り組みができなくても、明日から出来ることがあるはずです。
例えばいつものかばんに小さなエコバックを入れておくだとか、会社や学校に行くとき一週間のうち何日かは、ペットボトルを買うのではなく水筒に飲み物をつめてみるだとか、環境に優しい製品を選んで見る、そんなことでもいいと思います。
身近なことから、できることから、少しだけ目を向けてみませんか?

終わりに

私もNature Serviceで、SDGsの取り組みを行うにあたってこれからもっと勉強していきます。
この記事をご覧の皆さんも一緒に考えてみませんか?
毎日忙しい方もそうでない方も、4/22は少し外に出て、顔をあげて、近くにある自然を感じてみてはいかがでしょうか。この記事が少しでも、そんなきっかけになったとしたら嬉しいです。

私はこの記事を、SDGsを学び取り組む自分の入学式として、積極的に環境問題に取り組みやすい社会づくりに貢献できればと思っています。

Happy Earthday!

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