北海道の自然を満喫したい。それなら釧路川をのんびり、ゆったり下るカヌー体験がおすすめです。弟子屈町(てしかがちょう)にある「Matatabi(マタタビ)」さんで、カヌーツアー体験をしたようすをご紹介します。

スタート地点は、日本最大のカルデラ湖である屈斜路湖。これぞ北海道の自然といえる、雄大な景色が広がっていました。親切・丁寧なベテランガイドさんからライフジャケットとサンダルをレンタルし、パドルの使い方やツアーの説明・注意事項などを聞きます。さあ、いよいよ出発です。

カヌーツアー

歴史が深い、釧路川源流域

太古からある屈斜路湖。今から約30万年前の噴火活動がきっかけで湧き水がたまり、大きな湖ができました。そんなカヌーイースト(カヌー愛好家)あこがれの釧路川。その源流域の透き通った美しい川の水のひみつは、水源の約80%が湧き水である屈斜路湖の水が、源流域へ流れているからです。
そして屈斜路湖には恐竜が生息していた時代があり、今でも恐竜の子孫である「クッシー」が住んでいるという伝説もあるそう。目撃情報もあるとかないとか。なんだかわくわくする話です。

このように、人間と自然が共存できている貴重な湖・川として、これからも美しい環境を守り続けていきたいですね。

釧路川でカヌー体験

かがやく水面が幻想的な「鏡の間」

木々が生い茂った原生林をしばらく進むと、おもわず息を呑む絶景が。ここは「鏡の間」と呼ばれ、カヌーツアー体験の醍醐味・美景スポットとして有名な場所です。周りの森が水面に反射するほど、透明度が高いことが伝わるでしょうか。まるで森の妖精が住んでいるような、特別な雰囲気の空間でした。

美景スポットの鏡の間

おだやかな川の流れで優雅なひとときを

カヌーと聞いて、流れが急な川を下るイメージを持たれる方もいるかもしれません。このカヌーツアー体験は、3.5キロのお気軽ショートコース。ゆったりとした川の流れを60分かけてのんびり下るため、老若男女だれでも楽しめます。

葉っぱがふれあう心地よい音や、野鳥のかわいらしい鳴き声。水上での森林浴で日ごろの疲れが癒されます。運が良いときは、エゾシカやミンク、カワセミなどの野生動物に出会えるそうです。

透き通った川

北海道ならではの自然を、思う存分味わって

今回は8月に体験したカヌーツアーのようすをお届けしましたが、冬のカヌーツアー体験メニューもあるそうです。スノーシューというかんじきを履いて、厚い氷に覆われた川の上を歩くコースも。冬の川下りでしか味わえない、ノスタルジックな白銀の世界を見てみたいですね。

北海道で自然を楽しめるアクティビティをお考えの際は、ぜひカヌーツアー体験を雄大な自然の中で試してみてはいかがですか?

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