太陽の光に当たって日焼けをすると、肌が老化してシワが増えるらしい。皮膚がんになると聞いたこともあるので、できるだけ太陽には当たらないようにしている。そういう人が増えているように思います。

確かに、太陽の光を浴び過ぎるのは良くないですが、避けすぎるのも考えもの。なぜなら太陽の光は、私たちを健康にしてくれるものでもあるからです。

今回は、太陽の光を浴びることの健康上の効果と浴びる時の注意点について、「4 health benefits of sunlight and how much you should get each day」と「7 Health Benefits of Sunlight」の記事を参考にご紹介します。

メラトニンが分泌され睡眠の質が上がる

朝、太陽の光を浴びると気持ちよく起きられると聞いたことはありませんか。太陽の光は、朝の目覚めを良くするだけでなく、睡眠全体の質を上げることに役立ちます。

私たちの体には、メラトニンという体内時計を調整する役割を持ったホルモンがあります。メラトニンには眠気を促す働きがあり、メラトニンが分泌されることで私たちは眠くなり、分泌が止まることで目覚めます。こうして一日のサイクルができあがるのです。

このメラトニンの分泌と密接に関わっているのが太陽の光。メラトニンは、太陽の光を浴びて14~15時間後に分泌が開始されるという特徴があるため、朝、太陽の光を浴びておくことで、夜に眠気がやってきて、気持ちよく眠れるというわけです。

太陽の光をしっかり浴びておくことは、良い目覚めと良い睡眠をもたらしてくれます。

セロトニンが分泌され気分が安定する

太陽の光は、幸せホルモンとも呼ばれる「セロトニン」とも深い関わりがあります。

セロトニンは、心と体のバランスをコントロールする役割を持っていて、精神面を安定させるうえでとても重要なホルモンです。このセロトニンも、太陽の光を浴びることで分泌量が増えることが科学的に明らかになっています。

秋から冬にかけて気分が落ち込み、春になると改善する季節性うつ病という症状があるのですが、これは太陽の光を十分に浴びられないことが原因で起こるものです。この症状の改善には太陽光に近い光を浴びる光療法が取り入れられており、太陽の光が気分を高めることは医療の現場でも認められています。

ビタミンDが作られ免疫力が高まる

太陽の光は、私たちの体の中にビタミンDも作りだします。

ビタミンDは、カルシウムの吸収を促して骨を強くしたり、免疫力を高めて病気や感染症にかかるリスクを減らしてくれたりします。また、最近の研究では、卵巣がんや前立腺がんなどの予防にも効果があることがわかっています。

このビタミンDを、太陽の光が作りだしてくれるのです。

太陽の光の中にビタミンDが含まれていると誤解している人もいますが、そうではありません。皮膚が太陽の光にさらされることで、体内にビタミンDが生成されるのです。だから、太陽の光を浴びるということは私たちの健康を守るうえでとても大切なことなのです。

太陽の光を浴びる時の注意点

健康面でさまざまな効果のある太陽の光ですが、浴び過ぎには注意です。

太陽を浴びるちょうどいい時間というのは、標高や赤道からの距離、あるいは皮膚の色によって違いがありますが、おおよそ1日10~15分程度が適当と考えられています。

太陽の光を長時間浴び続けると軽い火傷のような日焼けになったり、シワやシミの原因にもなります。また、有害な紫外線によりガンを引き起こす場合もあるので、常に日焼け止めは塗りましょう。日焼け止めの効果を表す「SPF」という数値が30以上のものがおすすめです。

まとめ

太陽の光を適度に浴びることは、私たちの心や体を元気にしてくれます。日焼け止め対策をした上で、まぶしい太陽の下で少し時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

(参考)
4 health benefits of sunlight and how much you should get each day
7 Health Benefits of Sunlight

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