ラムサール条約登録湿原地に指定されている、日本最大の湿原地帯「釧路湿原国立公園」。国の特別天然記念物タンチョウのほか、オジロワシやエゾシカ・キタキツネ・キタサンショウウオなど、さまざまな野生動物・植物が生息しています。
今回は、北海道に行った際は訪れたい!と思うような「釧路湿原国立公園」の見どころをいくつかご紹介します。
たくさんの展望台から湿原を一望できる
釧路湿原の展望台は、釧路市湿原展望台のほか細岡展望台・夢ヶ丘展望台・サルボ展望台・コッタロ湿原展望台など、数多くの展望台があります。見える景色がそれぞれの展望台から違うため、楽しみ方が増えますよね。
釧路市湿原展望台は、資料館やレストランなどもあり、休憩しながらゆっくり過ごせます。ただし、入館料が470円かかります。このように入館料がかかる展望台がいくつかあるため、事前に確認しておきましょう。私が今回訪れたのは「細岡展望台」。無料で利用でき、湿原を一望できる代表的な展望台です。夕方には夕日がきれいに見えるスポットとしても有名なようです。
夢が丘展望台は、ヤチボウズの群生地を一望できます。また、釧路川に沿ってJR釧綱本線も見られます。展望台によって、違った角度から釧路湿原国立公園を眺めるのも楽しいですね。
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湿原内を散歩できる
私たちは展望台から眺めただけでしたが、湿原の中を散歩できる遊歩道もあるそうです。夏は避暑地としても人気なため、心地よい気温の中をゆっくり散歩するだけでもリフレッシュできます。
また、カヌーツアー体験も楽しめます。多くの野生動物と遭遇できるかもしれません。めずらしい植物も観察しながら、優雅なひとときを満喫してはいかがでしょうか。
湿原の広さが想像以上
日本最大と言われる釧路湿原国立公園。その大きさは一体どのくらいだと思いますか?その湿原面積は、約2万8,000ヘクタールです。と言っても、どのくらいか想像つかないですよね。
なんと東京ドームの約3,900個分。北海道の広大さを改めて実感します。この日は雲が厚くあいにくの天気でしたが、晴れの日に見る釧路湿原も見てみたいと思いました。
手つかずの自然の壮大さを肌で感じる
展望台から景色をただ眺めるだけでは、「木が生い茂っているだけでは?」と思ってしまいがちです。しかし、それではせっかくの北海道の自然とふれ合う楽しさを逃してしまいますよね。
かつては海だった釧路湿原国立公園。そして徐々に水が引いていき、泥や砂などがたまって湿原が生まれたそうです。なぜ湿原ができたのかなど、背景を知ることでより見方が変わり、展望台からの景色を楽しんで眺められるでしょう。
北海道に来られた際は、ぜひ釧路湿原国立公園で広大な自然を一望してみてはいかがですか?
北海道の田舎育ち。幼少期から自然とのふれあいが大好きです。ハネムーンキャンプをきっかけに、週末キャンプが楽しみに。おしゃれキャンプに憧れつつも、素朴なキャンプを満喫中。今後は引っ越し先である、静岡県の自然の良さを見つけていきたいです。