北海道東川町の山奥にある「北の住まい設計社」。 大地の恵みを大切にしながら、機能性・デザイン性に優れた家具をつくり続けています。ショールームのほかに、おしゃれな生活雑貨や、カフェ、ベーカリーショップなどがあり、自然に寄り添う暮らしを肌で感じることができます。

北海道の最高峰である旭岳のふもとにあり、北海道のほぼ真ん中に位置する東川町は、田園風景が広がり豊かな自然を感じられるまち。

今回は、そんな自然豊かな北海道東川町にある「北の住まい設計社」が取り組む、自然との共存・上質な衣食住の提案についてご紹介します。

東川町にある「北の住まい設計社」

東川町は大雪国立公園に囲まれた、人口8,000人規模のまち。山に囲まれた上川盆地にあるため、夏は暑く冬は寒い地域です。氷点下20度以下になることも。しかし、こうした気候の地域は北海道では東川町以外にもよくあります。

北海道の多くのまちと違うこと。それは、60店舗以上のカフェや飲食店、ベーカリー、工房などがあり、どれも作り手の顔が見えて安心するものばかり。まちの規模は小さくても、上質な暮らしや生き方などを大切にしているあたたかみは大きいのです。

なかでも、北の住まい設計社は東川町で有名なクラフトショップ。1928年に建てられた小学校の跡地を工房として利用し、そこで一つひとつハンドメイドで家具が作られています。

大雪山の山並みや広がる田園風景、川などの自然を身近に感じながらも、都市と自然を両方感じられるいいとこ取りのまちです。

自然に寄り添う衣食住

北の住まい設計社で作られる家具は、ただデザイン性にこだわっているのではありません。すべての家具が北海道産の広葉樹。「限りある資源を大切にする」という想いが込められており、身体・環境にやさしい天然塗料を使っています。

北海道の気候に合わせて「快適に長く使える家具づくり」をコンセプトに、シンプルで機能的かつ熱い想いが込められたモノづくりが、多くの人々に愛される理由なのです。

ショールームのとなりの建物には、カフェ&ベーカリーショップが。カフェで使用している食材は、自社農場で採れたものをはじめ、東川町産や北海道産にこだわっており、どのメニューも絶品です。

また、カフェの家具はすべて北の住まい設計社。中央には暖炉があり、北国のぬくもりあふれる暮らしに思いをめぐらせながら、心安らぐランチタイムを過ごしてみませんか。

SDGsへの取り組み

2015年から始まった「SDGs(エスディージーズ)」。Sustainable Development Goals の略称であり、「地球の未来を守るためにできること」として、持続可能な開発目標をかかげた国際的な取り組みです。2030年までに、貧困問題や気候変動、生物多様性、エネルギー資源など、持続可能な社会をつくるための「17の目標」と「169の具体的なターゲット」を設定しています。

北の住まい設計社は、SDGsの目標のうち「11.住み続けられるまちづくりを」「12.つくる責任つかう責任」「15.陸の豊かさも守ろう」に当てはめ、人と自然が共存できる環境づくりを目指しています。

また最近は、企業や自治体だけにとどまらず、個人にも関心を集めるSDGs。私たち消費者も「つかう責任」として商品の背景を知りながら買う責任も大切ですよね。

関連記事:わたしたちの自然を取り戻そう | SDGsの活動からみえる森林破壊による影響

森を大切にしたモノづくりが未来をつなぐ

東川町は、上水道がなく全住民が地下水で暮らし、蛇口をひねれば天然のミネラルウォーターが飲めるのも魅力のまち。そんな自然が身近にあふれる東川町にある北の住まい設計社は、町民はもちろん、遠方からも訪れる人がいるほど人気のスポットです。

北海道・東川町のおいしい空気を吸いながら、自然に寄り添う北国の暮らしをより近くで感じてみませんか。

コメントを残す