ガーデンの舗装材を引きはがして木や芝を植えて緑を増やせば、二酸化炭素削減に大きく貢献できる!

ということで、自宅のガーデンを自分たちの手で緑化することに挑戦してみました。イギリスでは業者に頼むよりも、自分たちでできそうなことはDIYをしてみます。用意したもの、気を付けたこと、また、ガーデンを緑化することで期待できる効果とは?をご紹介したいと思います。

舗装材で埋め尽くされたガーデンから緑があふれるガーデンへ

イギリスRHS(王立園芸協会)のホームページでは、サスティナブルな地球のため、舗装材などで埋め尽くされたガーデンを緑化することについて紹介しています。私の家のガーデンは購入時、ほとんどが舗装材で覆われていました。緑があふれる理想的なガーデンを造るべく、思い切って舗装材を全部はがして芝や木を植えることにしました。

用意したものは、大きなシャベルとハンマー、ヘルメット、ゴーグル、マスク、グローブと、つま先に鉄の入った安全靴です。長袖長ズボンで安全対策は怠りません。作業工程は簡単です。少し舗装材が浮いた部分にシャベルを差し込み、「てこの原理」で持ち上げます。そのままだととても重くて持ち運びができないので、段差などを利用し、ハンマーを使って持ち運べるサイズに割ります。

この際、破片が飛ぶので注意です。舗装材を取り払ったら次は芝や木を植えます。芝はホームセンターなどでロール状になって売っているので、土の上に広げるだけで完了です。

緑を増やすことによって期待できる効果とは?

もしも3,000万人が舗装材を引きはがして1㎡の多年生の植物を植え成長させた場合、成長する植物によっては、最大100万戸以上の家が1年間で暖房を使用する際に発生する量に相当するほどの二酸化炭素放出を抑えられるようです。

また人は、植物や緑を見るだけでメンタルヘルスに良く、幸福度を上げるとも言われています。都市部などでは緑を植えるスペースを見つけるのも難しいかもしれませんが、高山植物やタイムなどの地にはうハーブ、バグル(アジュガ)のような小さな地被植物は、駐車場等の環境でもよく育つ植物としておすすめされています。

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まとめ

自分ひとりの行動では小さな変化かもしれませんが、周りに少しずつでも緑を増やしていくことが重要な役割を果たすのです。大がかりな工事ではなくても、自分の手でできることから少しずつ、緑を増やして地球も自分もハッピーになってみてはいかがでしょうか。

(参考URL)
https://www.rhs.org.uk/gardening-for-the-environment/planet-friendly-gardening-tips

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