雪の日は、子どもたちにとってはワクワクする日ですよね。雪合戦をしたり雪だるまを作ったり、楽しい雪遊びがいっぱいできる日です。でも、子どもに「外で遊ぼう!」と誘われると、大人は「寒いからお部屋の中で遊ぼうよ」と答えてしまってはいないでしょうか。

そんなことを言わないで、ぜひ子どもと雪遊びを楽しんでください。なぜなら、雪の日に外で遊ぶことは子どもの成長にさまざまなメリットがあるんです。今回は「Hidden Benefits of Outdoor Winter Play for Children」と「5 Reasons to Let Your Kids Play in the Snow」の記事を参考に、雪の日の外遊びのメリットを紹介します。

身体機能を高める

雪の中で歩いたり走ったりするのは大変ですが、子どもたちの身体にとっては重要です。雪に埋もれてしまった足を引き抜きながら歩いたり、滑らないように足の親指に力を入れたりと、他の季節ではあまり使うことのない筋肉を使うことが、身体機能の発達に役立つからです。また、つるつるに固まってしまった雪の上で滑って転ばないようにすることで、バランス力や体幹も鍛えられます。

雪遊びのなによりも素晴らしいのは、大変な動きでも楽しく続けられるという点です。子どもたちは、雪合戦を始めれば雪の中を駆け回り、そりで滑れる場所を見つければ、何度でも上ったり下りたりを繰り返します。こういった動きが子どもたちの身体の発達に大いに役立ちます。

脳の機能を高める

雪遊びでの動きは、子どもたちの脳の機能を高めることにもつながります。複雑な動きが、人間の脳機能を発達させるということをご存じでしょうか。生まれたときは寝転がることしかできない赤ちゃんは、手足を動かし、這って立ち上がり歩くことで、身体機能だけではなく脳の機能も高めていきます。

その後も子どもたちは、自転車に乗ったり、泳いだり、木に登ったりとさまざまな動きを経験していきますが、その一つとして雪の中での動きを経験することも大切です。他の運動とは異なる動きをすることが、子どもたちの脳機能を高めることにつながるからです。

複雑な動きに挑戦する機会が多く与えられた子どもたちは、より脳の機能が高まり、より複雑な体の動きができるようになります。雪の日は家にこもっているのではなく、屋外で体を動かすことが大切です。

創造性を高める

雪はさまざまなものに形を変えることができるので、子どもたちの創造性を高めます。雪だるま、雪のお城、雪のケーキなどなんでも作れますし、ハサミやノリすら必要ないので、小さいころから楽しむことができます。また、絵具や食品用の着色料を使って雪をカラフルにしたり、氷やつららもあれば、それらを使ってさらに自分の世界を広げたりすることができます。

雪の日の屋外は、一見雪しかない単調な場所に見えてしまうかもしれませんが、実は子どもたちの創造力をかき立てるさまざまな材料があるのです。雪の屋外は、子どもたちにとっては真っ白いキャンバスであり、広いアトリエです。雪を使った自由なアート活動を楽しんでみてください。

(参考)
Hidden Benefits of Outdoor Winter Play for Children
5 Reasons to Let Your Kids Play in the Snow

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