「ピクニック」「ハイキング」「トレッキング」は、どれも自然を楽しむアクティビティですが、その違いを知っていますか?「いっしょにピクニックに行かない?」と「いっしょにトレッキングに行かない?」と誘われた場合では、準備するものも心構えも違いますよ。
今回は「WHAT IS THE DIFFERENCE BETWEEN TREK, PICNIC, AND HIKING」と「6 Difference between Hiking and Trekking (With Table)」の記事を参考に、「ピクニック」「ハイキング」「トレッキング」の違いを紹介します。
ピクニックとは
「ピクニック」の意味を辞書で調べてみると、「屋外で食事をすること」とあります。ピクニックの目的は自然を楽しむことでもありますが、それと同じくらい「食事をすること」に重点が置かれています。だから「ピクニックに行こう!」と誘われたら、まず準備が必要なのはお弁当ということになります。
ピクニックをする場所は、屋外であれば公園でも海辺でも、あるいは庭先でも構いません。特別な装備も体力も必要ないので、小さな子どもからシニア世代まで楽しめます。
ハイキングとは
「ハイキング」は、辞書では「自然を楽しみながら歩くこと」と説明されています。「楽しみながら歩く」ことが目的なので、無理はしません。整備された遊歩道や緩やかな丘などを、景色や気候を楽しみながら数時間歩きます。ウォーキング用の靴と動きやすい服装があれば、すぐにハイキングに行くことができます。
歩く道は、出発地点から最終地点までの道のりもわかりやすく、迷うこともないので、特別な技術や知識も必要なし。水や軽食、天候の変化等に備えた最低限の装備は必要ですが、重い荷物を背負うこともありません。あくまでも「楽しみながら歩く」ことを目的にした、誰にでも取り組みやすいアクティビティです。
トレッキングとは
「トレッキング」も楽しみながら歩くのですが、ハイキングよりも挑戦的です。「チャレンジを楽しむ」要素が加わり、歩く場所の地形は厳しく、歩く期間も長くなります。
一般的にトレッキングでは、交通機関でアクセスできない地域や山岳地帯を歩きます。うっそうとした森をかき分けて進んだり、川を横切ったりするなど、道なき道を歩くこともあります。さまざまな地形を何日も歩き続けるので、トレッキング用の靴、コンパス、サバイバルキット、キャンプ用品などの準備が必要です。
トレッキングで何よりも必要なのは十分な経験と知識。誰にでもできるものではありませんが、精神と肉体を鍛えてくれるトレッキングは、一度経験するととりこになってしまう人も多いアクティビティです。
関連記事:ジムが向かないならトレッキングは?自然の中で心と体を鍛えよう!
まとめ
「ピクニック」「ハイキング」「トレッキング」の違い、おわかりいただけましたか。自分の体力や知識、経験と相談して、自然を楽しむアクティビティに出かけてみてはいかがでしょうか。
(参考)
WHAT IS THE DIFFERENCE BETWEEN TREK, PICNIC, AND HIKING
6 Difference between Hiking and Trekking (With Table)
田舎育ち18年、都会暮らし28年、海外暮らし5年。どこにいても緑と土が必要で、ときどき「山が見たい」と駄々をこねます。老後はヨット好きの主人と海と山の両方が見える場所に住みながら、世界各地を旅したい欲張り50代です。