冬に外に出るのは、勇気が必要ですよね。寒いから、暗いからと言い訳をして、つい部屋の中にこもってしまいがちです。でも、冬こそ屋外で過ごす時間を積極的に持ったほうがいいのです。今回は「The 10 Best Reasons to Get Outside this Winter」と「The Health Benefits Of Getting Outside In The Winter」の記事を参考に、冬に外に出ることの効果やメリットを紹介します。

ストレスを軽減する

暗くどんよりした天気が続く冬は、憂鬱な気分になりやすいものです。これは気持ちの問題だけではなく、ホルモンの分泌の乱れが影響しています。この乱れを改善するのは、太陽の光です。太陽の光を浴びると心と身体のバランスをコントロールするセロトニンや、体内時計を調整するメラトニンというホルモンが分泌されます。

これらの働きにより気持ちが安定し、よく眠れるようになり憂鬱な気分が軽減されていきます。一日30分でいいので、冬でも外に出てみましょう。近所を散歩したり、庭に出て雪の結晶を観察してみたり。ちょっと屋外にいるだけでも気分の変化を実感することができます。

身体を強くする

冬に屋外で過ごす時間を持つことで、免疫機能が向上します。ウイルスやバクテリア、細菌に対する体の防御機能が高まり、感染症と闘う上で欠かせない白血球が活性化されるのです。風邪をひきたくないからといって部屋にこもっているよりも、外で過ごす時間をある程度持つことが大切です。

また、冬に外で過ごすことは骨の健康維持とも関係します。骨の健康や成長に欠かせないビタミンDは、日光を浴びている時に皮膚内で生成されます。でも、冬の間、外出をしないで日光を浴びない生活を送っていると、体の中のビタミンDが減少してしまうのです。ビタミンDの不足は、骨粗しょう症などを引き起こします。そのため、冬こそ意識的に外に出て日光に当たる必要があります。

豊かな経験になる

屋外で過ごす時間が長い子どもは、問題解決能力が高いと言われています。また、自然の中で過ごす時間は想像力を刺激し、創造的な思考を広げます。このように、子どもたちが外で過ごすことには多くのメリットがあります。でも、寒いからといって親が屋内で過ごすことを選べば、子どもも屋内で過ごす時間が増えてしまいます。冬でも外で過ごすという模範を親が示すことは、大切な生活習慣を子どもたちに教えることになるのです。

また、子どもと一緒に外出すれば、家事や宿題、携帯電話やテレビなどに気を取られることなく楽しい時間を持つことができます。美しい冬の自然の中で遊べば会話も弾み、子どもとのかけがえのない思い出の時間を作ることもできます。

他にも冬にはさまざまな良い効果があります。こちらの記事(「冬も意外と悪くない!寒さや雪の驚くべき効果」)で紹介しています。

(参考)
The 10 Best Reasons to Get Outside this Winter
The Health Benefits Of Getting Outside In The Winter

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