連絡船の就航率が約50%という東京の秘境、青ヶ島。毎日飛んでいるヘリコプターは9席しかなく予約はし烈な戦い。いつか行きたいと憧れていた「来るものを選ぶ」青ヶ島、いろんなご縁で行くチャンスを得られたので、堪能してきたいと思う。

【ついにご対面!二重カルデラ】
八丈島で朝を迎え、青ヶ島に向かう。人生初のヘリコプターに怖気づき、港に着くかどうか分からない条件付きのあおがしま丸に乗ろうとしたら同行者から却下(笑)ヘリコプターから青ヶ島の姿を見た時には、怖かった気持ちがすべて吹き飛ぶほどの感動。見渡す限りの海に浮かぶその姿はまさに「絶海の孤島」。

青ヶ島に着いて最初に案内をしてもらったのは、青ヶ島の代名詞、二重カルデラが見える展望台。言葉を失うほどの雄大な自然は、いくら見ていても飽きない景色。展望台によって見える角度が少しずつ異なり、どこから見てもその姿に圧倒される。日が暮れるまであちこちから眺め続けた二重カルデラ。

夜になったら楽しみたいのが「青ヶ島の星空」。
島の人には「今日は星が見えない」と言われたけれど、夜空一面に広がる無数の星。
青ヶ島に旅行に来ていた初対面のお母さんと一緒に、宿の屋上に寝転がって東京都とは思えない星空を満喫。島旅ならではの素敵な出会いに感謝。流れ星をいくつも見られた、忘れられない夜。

【青ヶ島の朝】

翌朝、真っ暗な中朝日を見に行くのは断念し、朝の海を見に神子の浦展望広場へ。
雲の間から力強く光を届ける太陽と、断崖絶壁で力強く秋を告げるすすき。誰もいない島の北の先端の崖からは、見渡す限りの海と空。

あとから知ったがここから崖の下まで降りることもできるそう。降りたかった・・・。

7時になって、あおがしま丸の運航情報を確認すると、条件付きではない運航!
今日の海の状況なら港に船が接岸できるとの朗報!
「せっかく青ヶ島に来たんだから、船に乗らない手はない!」ということで、ヘリコプターをキャンセル。ヘリが出る前なら1,430円でキャンセル可能(2016年10月時点)。

ヘリは9:30に出てしまうけれど、あおがしま丸は12:50の出港なので、思いがけず青ヶ島滞在時間が27時間に延長。

青ヶ島唯一の商店で青ヶ島の絵葉書を買って郵便局へ。青ヶ島から手紙を出すと、青ヶ島の消印を押してもらえるので旅の思い出にオススメ。コンパクトな青ヶ島は移動距離が短いので思い残しがないようにギリギリまで楽しめる!

【丸山遊歩道へ:内輪山で思う】
ヘリコプターに乗る先発隊を見送って、念願の丸山遊歩道へ。

青ヶ島の二重カルデラの中心の丸山のお鉢めぐりをできるのが丸山遊歩道。遊歩道とはいえ、木の根っこもあり足場は良くないので運動靴必須。

丸山遊歩道を歩いていると聞こえてくるのは、自分の足音と自然の音のみ。しーんとした森を歩いていると、おのずと自分の心と向き合えるとても貴重な時間を過ごせる。

そんな静寂の森は、右を見ても、左を見ても、上を見ても木。

その隙間からキラキラした太陽の光がカーテンのように届く神秘的な光景に、言葉を失う。マイナスイオンなんていうのもはばかられる自然のパワーを浴びての散策。

普段の生活の中ではまるで自分の力で生きているように感じていたけれど、それはとても驕った気持ちで、「生かされているだけなんだな」と痛感。不満ばかり言っていないで、生かされていることを大切にして日々を過ごしたいと思いながら、過ごす時間。「命の洗濯」ってこういうことなのかな、と感じ穏やかな気持ちに。

カルデラの中から眺める青ヶ島もオススメ。

【連絡船・あおがしま丸に乗る】
あおがしま丸のチケットは当日窓口で購入しますが、その日のチケットの販売時間は12:00~12:15の15分限定。あおがしま丸の就航率も低いけれど、チケットを購入するのも厳しい(笑)

12:50発予定の船が遅れて13:30発になったので最後にもう一度外輪山の山の上までドライブ。展望台ではないが、ここからの眺めが一番のお気に入り。

ちょっと電線が邪魔だけど、ここに電柱を立てた東京電力の苦労を思えばそんなこと言えません(言っているけどw)。

四方を海に囲まれた青ヶ島は、断崖絶壁のため海にアプローチができるのは唯一青ヶ島港のみ。海には入れないことがもどかしく感じるほどのきれいな青い海。

あおがしま丸に乗って、青ヶ島港(三宝港)を出港。

だんだんと遠ざかる青ヶ島は、見れば見るほど断崖絶壁の島。
あおがしま丸の就航率を少しでも上げられるように、堤防では屈強な男の人たちが自然相手に日々頑張っています。

うわさに聞いていたあおがしま丸の揺れは半端なく、出港してすぐに手すりを持たないと立っていられないほどの揺れ。しかし、そのすべてを超越するようなフォルムは、姿がかすむまで眺め続けてしまう絶対的な存在感。

青ヶ島で過ごした夢のような27時間。
いや、青ヶ島に上陸をしたこと自体が夢だったのかもと、錯覚するような時間。この感動は行った人しか味わえない、写真でも文章でも伝えきらない魅力があるのが青ヶ島。

東京都の秘境に足を運んで、その魅力をぜひ体感してください。
あおがしま丸に乗る際には、酔い止めをお忘れなく!!

生まれも育ちも仕事も東京。2015年冬に東海汽船企画の「島ガール」をきっかけに島に魅せられ、2年弱で6島制覇。シュノーケリングとキャンプにはまり、夏が待ち遠しい!!

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