【式根島を知る】
『式根島』は、東京から約160キロ離れた場所にあり、新島村(東京都新島村式根島)に属する小さなアイランドです。
人口約530人、信号機1個、東京ドーム約80個分(成田空港の半分ぐらい)の小さな島に、海水浴場・温泉・展望台など見どころ満載! 無料の露天温泉(水着着用)が3つもあり、「温泉天国」とも呼ばれる島です。また、海の中で温泉が湧きだしている海中温泉があり、ダイビング(有料)で近くまで行くことができます。海亀との遭遇率が非常に高いのも魅力的。
海水浴場は、安心して泳ぐことが出来る遠浅の海で、代表的なのは、日本の海水浴場88選の一つに選ばれた綺麗な『泊(とまり)海水浴場』や、ダイビングで有名な『中の浦海水浴場』があります。式根島で一番高い場所にある、新東京百選にも選ばれた『神引(かんびき)展望台』からの眺めも最高です。

  • ベストシーズンは、7月~10月(海水浴と温泉)
  • 穴場シーズンは、6月と10月(星空最高)
  • 温泉シーズンは、基本は1年中ですが、特に11月~1月が最高!

【1日目】
東海汽船の大型客船『さるびあ丸』で行く場合、東京・竹芝桟橋から22:00(夏季シーズン等23:00)に式根島に向け出航。翌朝9:00に式根島着(夏季シーズン等8:00着)。桟橋に宿の車がお待ちしてます! 車に乗って宿へ。チェックイン後、朝食を買いに商店へ向かいましょう。
※宿のご予約は式根島観光協会まで(04992-7-0170)

朝:朝食を食べて海へ
朝食のおすすめは『池村商店』の揚げパンやたたきバーガー! 揚げパン(¥130)はあしたば味がおすすめ! 朝食を買い込んだら、お店の外にあるベンチに座って、式根島散策の作戦会議を行いましょう!

池村商店の揚げパン
池村商店の揚げパン

池村商店を後にして、一番近くにある泊海水浴場へ。『新屋(しんや)商店』で電動付き自転車(1日¥2,000~)を借りて、約5分で到着。夏場は大変込み合う海水浴場ですが、少しタイミングをずらすと、プライベートビーチになる場合も。そんな場所で、のんびり好きな本を時間を気にせず読みふけってみませんか?
ちなみに、泊海水浴場は歴史的に面白い場所で、平安時代に人が住んでいた洞穴があったり、江戸時代では流人を運ぶために「風待ち」(三宅島や八丈島に流される方たちが一度この湾に入り、風が収まるのを待った歴史がある)をした場所だったり、地層的にも大変面白い場所として、近年では地層研究者の方も多く来島されます。

泊海水浴場
泊海水浴場

昼:ラーメンを食べて散策
そろそろおなかが空いてくる時間。お昼は、自転車を走らせて島の南側にある、白い建物が目印の『サンバレー』はどうでしょう? ぜひ「ねぎとりラーメン」を頼んでみてください! 島唐辛子が入ったラーメンで、そのまま食べてもおいしいのですが、カウンターにある島唐辛子を追加(無料)してみませんか? 少しでも滅茶苦茶辛いです! また、サンバレーしか買えない、式根島名物『牛乳せんべい』もおみやげにおすすめです。

サンバレーの「ねぎとりラーメン」と「牛乳せんべい」
サンバレーの「ねぎとりラーメン」と「牛乳せんべい」

食べ終わりましたら、サンバレー裏にある『東要寺』へ散歩。歩いて1~2分で東要寺の『イヌマキの木(東京都天然記念物)』が皆様をお待ちしてます。樹齢約900年、式根島で一番の大木。ある方が、この木には妖精がいると言ったそうで、もしかしたら見えるかもしれませんね!
この木の近くにもう一つ東京都天然記念物、ナギの葉があります。この葉は、縁結びの葉で有名な葉ですが、天然記念物ですので、勝手にはとらないでください。住職さんにお願いをして、必ずもらえるとは限りませんが、タイミングが合えば記念にいただけます。もらえるだけでも良いことありそうですね!

東要寺のイヌマキの木
東要寺のイヌマキの木

サンバレーに戻りながら、その近くにある『まいまいず井戸』もチェック! 数十年前まで実際使用されていた井戸で、海底送水(新島~式根島間。昭和51年開通)で水が運ばれて来るまで実際に使用されていました。今は緊急用ですが、この下まで降りるだけで空気感が変わり、マイナスイオンを感じることが出来ます。

まいまいず井戸
まいまいず井戸

いよいよ温泉へ!
ちょっと疲れてきたところで、そろそろ温泉へ行きましょう!
昭和13年にご友人と式根島に遊びに来たという、与謝野晶子の碑を横目に、雅湯温泉へ!

『雅湯(みやびゆ)温泉』は、雅子様ご成婚の年に作られたことから、雅子様の「雅」をとって、雅湯温泉と名付けた温泉です。地鉈温泉の湯をパイプで引いてきて、海水と混ぜ合わせることで、24時間いつでも入れる無料温泉(要水着着用)。

雅湯温泉
雅湯温泉

ここは、夜がおすすめです。満点の星空を見ながら、数分に1回羽田~沖縄航路の便の点滅等を見ながら、のんびりしたいですね! また、「宇宙船・きぼう」の時間帯を調べておき、タイミングよく入りながら見ることが出来れば、旅の醍醐味を味わえると思います。
夜の雅湯温泉は、明かりがあるので安心です! 更衣室もありますが、夜は貴重品をなるべく近くに置いて置くことをお勧めします。盗難というよりは、暗くて分からなくなることがあるためですので、ご注意を。

夜の雅湯温泉
夜の雅湯温泉

シャワーが水の為、予めペットボトルなどを用意し、水を源泉で温め、帰りに流して帰ります。30分以上温めると水シャワーでも意外と大丈夫です。ただし、夏場のみですが。

式根島の夜は
宿の夕食もおいしいですが、今回は居酒屋『千漁(せんりょう)』へ(ゴールデンウイークと夏場のみ営業)。あしたばの天ぷらとくさやを頼みましょう! そこに、幻の焼酎『しきね』や『神引』、または『地鉈』を頼んで、ゆっくり式根島の余韻を浸りながら飲みましょう!

「あしたばの天ぷら」と「くさや」
「あしたばの天ぷら」と「くさや」

そんな式根島の夜はゆったりと更けていきます。
そして2泊3日の旅は、2日目へ。

式根島の観光情報は「式根島観光協会」Webサイトから。
「式根島観光協会」Facebookページでは、式根島の「なう」を発信中! 「いいね」をお待ちしております!

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