毎年世界中の自然に会いに行く「World Travelers」の2015年企画では、ミルフォードトラックに行ってみることにしました。
まずミルフォードトラックってどこか調べてみましょう。
この辺です。
ニュージーランドにあります。全長55キロに及ぶミルフォードトラックは「世界一美しい散歩道」と賞賛され、世界中のネイチャー好きが集まるロングトレイルです。
ミルフォードトラックがどんな感じか、この映像をご覧ください。
まず予約してみましょう
ミルフォードトラックは、突然行っていきなり歩ける場所では無いようです。
下記のURLの「BOOK ONLINE」から予約が必要です。4日間かけて50キロ近くを歩くので、途中3泊分のヒュッテ予約と入山申請をします。予約は3ヶ月前からできるようですが、噂によると時期によっては半年前からの予約が必要との話しを聞いたことがあります。
http://www.doc.govt.nz/parks-and-recreation/places-to-go/fiordland/places/fiordland-national-park/things-to-do/tracks/milford-track/
上記のサイトからは、3泊する各ヒュッテの一括予約と行きの船や帰りのバスなども全て予約ができます。価格表はこちらをご覧ください。
今回6名で企画したので、総額は 2,184ドルになりました。1人あたり364ドルです。
もちろんそれ以外にも、航空券や Te Anau での前泊などが必要です。
またネイチャーガイドを雇う場合は、さらに 2,030ドルくらいが必要です。
https://www.ultimatehikes.co.nz/en/guided-walks/the-milford-track/pricing-and-departures
World Travelersでは、予算削減の為、Garmin GPS で挑む事にしました(ドキドキ)。
購入したギアはこちら。
https://buy.garmin.com/en-US/US/into-sports/hiking/oregon-650/prod113520.html
購入した地図はこちら。
https://buy.garmin.com/en-US/digital/prod83071.html
荷造りをしてみよう
予約が済んだら、しっかりとした準備をしましょう。
(この記事を書いているのは10月18日(日)で出発は10月23日(金)なので、私たちは準備の余裕が無くとても悪い事例です)
改めて荷造りなどに関する解説ビデオを見てみましょう。
この映像を見ると、かなり「雨対策(防水)」と「虫対策」を意識しないとマズそうです。
▼持ち物リスト
- バックパック(40〜60リッター)
- ザックカバー
- 防水バックに入れた、寝袋
- 防水インナーバック(雨多し、増水した川を渡る場合あり)
- ファーストエイドキットと薬
- サバイバルキット(サーモシート、笛、緊急食)
- 地図やコンパス(GPSや予備電池)
- 水筒(1〜2リットル)
- コッヘルなどの調理道具や、カップやフォークなど飲食具
- 防水マッチやライター(防水コンテナに入れましょう)
- 洗面用具やメイク道具
- 歯ブラシ
- ヘッドライトと予備電池
- ゴミ袋(防水用としても利用できる大きさ)
- 予約チケットと身分証明書
- ポータブルストーブと燃料(夕食はヒュッテにガスコンロが利用可能、燃料は現地調達)
- キャンドル
- トイレットペーパー
- カメラ
- 耳栓
- トレッキングポール(2本)+ポーチ+予備ラバーキャップ
- 虫除けスプレー(スプレー缶は飛行機持込禁止なので現地調達)
- 傘
- テーピング用テープ
- 行動食
▼過剰?装備
- モバイルバッテリー(10050mAh)+MicroUSBケーブル
- ソーラーチャージャー
- 現地でSIMカードの購入
- ノートパソコン
- iPad
- トラベル枕
- 携帯電話(海外対応携帯、SIMフリーなど)
- 多機能ナイフ
- モバイルスピーカー
▼タオルなどに関して
シャワーなどは無さそうなので、バスタオルなどは持っていかなくて良いと思います。代わりに身体拭きウェットシートなどがあると良いかもですね。
持ち物リストは下記をご参照ください。
https://www.doc.govt.nz/parks-and-recreation/places-to-go/fiordland/places/fiordland-national-park/things-to-do/tracks/milford-track/what-to-take/
次に気候を調べて服装を用意しましょう
私たちが行くのは、10月23日(金)〜11月2日(月)の期間です。
ミルフォードトラックから近い、クイーンズタウンの気候を見ると、最高気温が13℃で最低気温が2℃とかなり寒そうです。
http://www.tenki.jp/world/9/36/93831.html
▼服装
- 行動用の服と、寝間着
- 靴下(ウールもしくはポリエステル素材)
- シャツ(速乾性)
- インナー(ウールもしくはポリエステル素材)
- フリース
- 雨具
- オーバートラウザーズ(防風と防水)
- グローブ
- 帽子
- サングラス
- 予備の靴下やシャツなど
- スパッツ(ハイキング用)
- 登山靴
- ヒュッテ用のサンダル(クロックスなど)
- 虫除けのネット(サンドフライフライ対策、顔が覆われるもの)
食事に関して
ヒュッテには、ベッド、マットレス、ガスコンロ、トイレ、水、ヒーターがあるようです。
ガスコンロを利用してお湯を沸かして、食事を自炊します。
夕食はヒュッテのガスコンロが利用できますが、昼食はトレッキング途中で用意する必要があるので、プロパンガスは現地調達を前提に携帯用ガスバーナーをもっていくのが良いかもしれません。
フリーズドライの食事、缶詰の食事を活用するか、trangia(トランギア) メスティンを持っていき、生米から炊飯するのも良いですね。
4日間のミルフォードトラックの旅(スタート13時の船)で、朝ごはん×3、昼ご飯×3、夕ご飯×3の装備が必要だと思います。
上記は、ヒュッテにガイド無しで素泊まりするプランの場合です。
リッチにガイド付きで行く場合は参考にならないと思います。実際に行った後にまたアップデートする記事を書こうと思います。
NPO法人 Nature Service 共同代表理事
自然大好きで気の合う仲間達とNature Serviceを立ち上げました。北極から南極、アメリカ横断、アフリカ、北欧、オセアニア、南米などいろいろな自然を求めて旅しています。自然好きですが虫キライです。
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