海の中ってどんな世界が広がっているんでしょう?
海まで足を運べば水面を見ることはできますが、なかなか水中を見る機会はないかもしれません。
テレビや写真で目にすることはありますが、自分の目で実際に見た時の感動はひとしおです。
スノーケリングで
マスク(水中めがね)にスノーケルを付けたものがあれば、水面で呼吸をしながら簡単に水中を見ることができます。
フィン(足ひれ)があるとより泳ぎやすいですね。
魚が泳いでいたり海藻が見えたり、場所によっては珊瑚も見られるでしょう。
それだけでも世界が広がるはずです。
スキンダイビング(素潜り)で
少し技術は必要になりますが、練習すればできるようになります。
息をこらえていられる時間も、練習で伸ばすことができます。
スノーケリングよりも深い所まで行くことができ、スクーバダイビングとは違ってタンクが必要ないので、気軽に水中世界を楽しむことができます。
例えばイルカはスクーバダイビングで吐き出される泡を嫌うので、この方法で一緒に泳ぐことができます。
イルカと一緒に水中を優雅に泳ぐことができたら…素敵ですよね。
スクーバダイビングで
始める時に少し勉強と講習が必要ですが、慣れると一番ラクで快適に潜ることができます。
何と言ってもタンクを背負っているので、いつでも呼吸ができるのがスキンダイビングよりいいところ。
息をするために水面に浮上する必要がないので、じっくりいろいろなものを観察したり撮影したりすることができます。
肌で感じる海の中
実際に自分自身が海の中に入ってみると、人から聞いた話や、人の撮った映像や写真を見て想像していた以上に感動的で刺激的。
水温一つとっても、こんなに冷たいのか!とか、意外と暖かいな、とか。
ここにはこんな魚がいて、こんな所に産卵するんだ、とか。
筆者のホーム、北海道積丹の海では、ダイビング中に音も無く突然大きなトドが現れて、驚いて目が飛び出そうになったり。
知らない間にドライスーツにムラサキウニのとげが刺さり、穴があいて水没したり…。
水中世界の冒険は、毎回新たな発見にあふれていて、とにかく飽きることがありません。
身近な海で世界が広がる
海外旅行に行かなくても、一番近くの海の中を覗いてみれば、驚くほど世界が広がります。
こんな身近な所にこんな未知の世界があったなんて!
百聞は一見にしかず、未知なる水中世界へ、今すぐ冒険に出かけましょう。
NATURES. 編集部 キュレーター
北海道札幌市出身。ダイビングインストラクター。ダイビングショップZEMHOUSEスタッフ。
平日は札幌の大学で研究補助の仕事、週末はダイビングというライフスタイル。人間の本当の幸せと地球の健康について模索中。