森は身近なところにある。
足元を見てみましょう。
鬱蒼と茂ったジャングルがそこにありませんか?
少しだけ、しゃがみこんで、地面と同じ高さになってそれを見てみましょう。
一本の木を下から見上げてみましょう。
なるべく幹に近いところに顔を付けて。
樹木と同じ視点から、空を眺めてみましょう。
一本の幹から、どんなにアクティブに、空に枝が伸びて行ったかが分かります。
南米の密林まで行かなくても
北欧の針葉樹林や
ヨーロッパの童話のような森に行かなくても
あなたのすぐそばに、深い森があるのです。
それに気付くだけで、毎日の生活も変わります。
すでに、ここは森の中なのです。
森に座ってみる。
森に着いたら、まずは座ってみる。
その場にしゃがみこむだけでなく、なるべく自分がリラックスできるように座ってみる。
そこに素敵な椅子を置いてもいい。
これなら、近所の森でもできる。
そこに座るだけで、違った風景が見えてくるでしょう。
もし、あなたが森で、鳥を観察したり、珍しい蝶を見つけたかったら、森をウロウロ歩きまわるのではなく、その場に座って待つことです。
じっと、自分がその森の一部になったかのように、座って待つのです。
あなたが動かなくなると
今度は森が動き出します。
たくさんの生き物がそこを通り過ぎて行くでしょう。
こんなにたくさんの生き物がいたんだ!びっくりするくらい、通り過ぎて行きます。
これは、森に座ってみないと分からないこと。
立ち止まるのでもなく、しゃがむのでもない。
座ってみること。
森に寝転んでみる。
背中。
昔、組体操などをした時に、友達を背中を付け合うと、やけに親しくなったような気になりませんでしたか?
あるいは、小さい頃、お父さんにおんぶされた時
好きな人とハグをする時も、手のひらを背中に付けます。
背中は、その相手と仲良くなるためのポイントがあるのだと思います。
では、森と仲良くなる為には、どうしたら良いでしょう?
森のデコボコの地面に、しっかりと背中を付けてみることです。
すると、不思議なことに
森の視点になって、森を見ることができます。
音の聞こえ方も変わります。
背中を付けるだけで、いつもとは違う感覚になるはずです。
最後に
これらのことは、深山渓谷まで行くまでもなく、近所の公園でもできることです。
公園でも、それを感じる方法によって、深い深い自然を感じることができるのです。
最後に、そこに音楽を加えてみませんか?
美しい風景と、そこに似合う音楽があること。
音楽は、人と自然の結びつきを強めるものです。
それも、iTunesやヘッドフォンではなく
生のアーティストの演奏はどうでしょう。
そこで音楽を聴くだけで
ただの美しい風景が
あなたの思い出に残る、特別な風景になります。
そこを通る度に、そこで音楽を聴いたことを思い出し、それがあなただけの風景になるのです。
「森の歌会」は、アーティストの音楽と共に、そんな体験をお届けします。
ぜひお試しください。
NATURES. 編集部 キュレーター
森の中で、歌を聴こう。
「森と歌を繋ぐ専門家」として、日本全国の森で、森の歌ライブを展開しています。
森の景色、森の音、焚き火、ナイトウォークなど、様々な自然体験と共に、森の生き方から学ぶ人の生き方を、音楽と共にお届けします。
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