自然の宝庫とも呼ばれる南米、パナマ。皆さんは地図のどこにパナマがあるかご存じですか?パナマ共和国は、北アメリカ大陸と南アメリカ大陸の境に位置します。 北西にコスタリカ、南東はコロンビアと接し、北はカリブ海、南は太平洋に面する自然豊かな場所です。今回は、筆者の友人であるパブロ(Pablo)さんにパナマの自然について取材しました。
パナマの魅力
太陽の光に照らされ美しく輝くビーチ、自然豊かな島々、見渡す限りの森林。そんな自然豊かな国では、たくさんの種類の果物を味わうことができます。また、パナマの人が誇りにするパナマ運河。歴史のほとんどがこのパナマ運河で起こっているそうです。
パブロさんは10代の頃、よく湖に出かけ冒険をし、コオロギの鳴き声を聞きながら風に吹かれ舞う木の葉を楽しんでいたそうです。パナマでは自然がありままの姿で生きています。歩道に生えている木々や花々。どれもが人間と美しく共存しています。
パナマの自国愛が自然を守る
「私はいつも、美しさは見る人の目の中にあると考えてます。」そう語るのは、パナマで幼少期を過ごしたパブロさん。パナマの内陸部では、熱帯雨林などの自然のほとんどは人の手によって触れられることはなく、ありのままの姿を残しているといいます。
パブロさんがパナマで通った大学では、高速道路に木を植えて美しく見せるという取り組みを行っており、苗木を動物から守るための柵を作るといった活動などをしていたそうです。数年後、そのすぐそばでは木々が美しく生い茂っているといいます。
また、地元のラテンアメリカ人たちは、観光に来る際も自然に配慮し、常に敬意を払ってくれます。パナマ人が誇りに思う自然との共存。自分たちの住む土地の良さを分かち合うことが好きで、他国から来た観光客を暖かく迎え入れてくれるのです。
自然とは何かについて考える
そんなパナマでも自然に関連する問題があるのだとか。温暖により湿度が高くなることで、自然が急速に、どこまでも成長するため、それにどう対処するのかが問題になっているそうです。木々や植物が多く生えていることだけが自然ではありません。どのように手入れをし、維持していくのかが重要です。
自然を自由にするのではなく、自然と上手に付き合っていく、お世話をする、それこそが自然を守るということにつながると考えます。自然とは絶対に失ってはいけないものの一つである以上、保護することが大切なのではないでしょうか。
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普段の生活で自然や環境を意識する。それはどういったことでしょうか。
自然に還元される材料を使う。プラスチックの使用量を減らす。ボランティアに参加してゴミ拾いをする。地球温暖化について学んでみる。
こうした私たちの意識が未来を変えるかもしれません。身近な暮らしの中でできることをしてみませんか。
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Pablo Velazquez さん
( パブロ ベラスケス )
筆者の友人。パナマで幼少期を過ごし、現在もパナマに住んでいます。大学では、木々を植えるなど環境を意識した活動をしてきました。日本とは違う自然に囲まれて生活しています。
医療従事者として働く一方、休みの日は自然との繋がりを大切に過ごしてます。地球のために出来ることについて考え行動に移すことが目標です。エシカルとサステナブルに注目した生活を送っています。