15年ぶりのハワイは私にとって4回目、妻にとっては5回目。今までとは違う旅行にしたいと思い、妻と一緒に計画を練り始めました。
旅のコンセプトは二つ。一つはできるだけ身軽に行くこと。荷物は機内持ち込み分だけ。島内の移動は路線バス。宿はAirbnb。
もう一つは、トレッキング。ハワイというとビーチやショッピングのイメージが強かったのですが、それぞれ特徴のあるいくつものトレッキングコースがあることに気が付きました。
そこで今回はオアフ島にある、ラニカイ・ピルボックス、マカプウ岬、ダイヤモンドヘッドの3カ所を訪れることにしました。写真とともにご紹介しますのでハワイトレッキングの魅力をお楽しみください。前編はオアフ島東海岸の街カイルアを起点にラニカイ・ピルボックス、マカプウ岬を巡ります。後編ではダイヤモンドヘッドにご案内します。
ホノルルからカイルアへ
ホノルル空港からバスを乗り継いでオアフ島東海岸にあるカイルアに向かいます。ここはワイキキとは違うローカルな雰囲気の街です。カイルアビーチ、ラニカイビーチという全米ナンバーワンに選ばれたことのある二つのビーチが並んでいます。カイルア滞在中にラニカイ・ピルボックスとマカプウ岬のトレッキングに行く予定です。
ラニカイ・ピルボックスへ向かう
トレッキングの日の朝、青空が見えたのでホッとしました。期待を胸にバスでトレッキングコースに近いラニカイを目指します。目指すピルボックスとは、戦時中のトーチカ、つまり陣地のこと。敵を見張る目的があったので見晴らしの良いところに立てられています。
形が薬箱に似ているということでピルボックスと呼ばれるようになったとか。オアフ島に何カ所かあるそうですが、ラニカイ・ピルボックスはその中でも人気の高いところです。
ここから地図を頼りに住宅街を抜け…
こちらがトレッキングコース入口。
片道45分ほどと短めですが、ルートは整備されておらず、勾配があり滑りやすいところもあります。しかもハワイの強い日差しが照りつけてくるので、周りを見ると結構参っている人もいました。でも美しいラニカイの景色を見ながら登るので気分は爽快です。
目的地のピルボックスが見えてきました。これが戦争中使われていたんですね。
でも今は平和でステキなスポットになっています。
順番を待って次の写真を撮りました。撮り終わったら次の人にバトンタッチ。
今回はここで戻りましたが、この少し先にもう一つピルボックスがあるので、次回は足を延ばしてみたいです。せっかくラニカイに来たのでビーチで遊んでいきました。
マカプウ岬を歩く
次の日はオアフ島の東端に位置するマカプウ岬が目的地。カイルアからバスに乗り、オアフ島東海岸のローカルな景色を見ながら終点のシーライフパーク(体験型マリンパーク)へ行きます。ここからトレッキングコースの入口までは車が行き交う道路を20分ほど歩きます。
マカプウ岬のコースはきれいに舗装されていて、ゆるやかな坂を歩いていきます。中にはベビーカーを押している人も。ただ日差しは強いですよ!
コースからは何にも遮られずに海が見えますし、季節によってはホエールウォッチングができます。コースの終点にある展望台まで行くと、マカプウ岬の灯台や、オアフ島東海岸、遠くにはラニカイ沖の島も望むことができます。
コース途中に分岐があり、展望台から見えた灯台の近くまで行くことができます。
帰りに岬の隣にある静かなマカプウビーチにも立ち寄ってみました。ラビットアイランドが目の前です。とてもゆっくりと時間が流れていきます。
カイルアを起点にオアフ島東海岸の二つのトレッキングコースを巡り、ビーチから見るのとは違ったハワイを味わうことができました。それにしてもハワイって本当に自然が豊かですね。しかも海も山も近いので、手軽に両方のアクティビティを楽しむことができます。
後編では、ハワイのシンボル的存在でもあるダイヤモンドヘッドをご案内します。(後編へ続く)
自称 、晴れ男。「広く浅く」をモットーに、夫婦で、山に海に街に、気軽なアクティビティを楽しんでいます。コロナ禍で家にいることが多くなったので、手作り無添加料理にトライし始めました。「ここなら行けそう」「これなら出来そう」と感じていただける情報をお届けしていきます。
ハワイは何度行っても、まだまだ行きたいところがいっぱいありますね。