先日、「幻想的な水のアーチ!白糸の滝でマイナスイオンをたっぷり浴びて。」をご紹介しましたが、同じ日に田貫湖を訪れました。静岡県富士宮市にある田貫湖は、美しい逆さ富士を眺められる絶景の撮影スポットです。
富士山を眺めて撮影するのはもちろん、田貫湖内の遊歩道を散歩しながらゆったりとした時間を楽しむのもよいですね。
今回は、田貫湖で富士山をきれいに撮影するポイントのほか、田貫湖で過ごす時間の楽しみ方をお伝えします。
田貫湖の由来について
炭焼き藤次郎という人が、沼を広々と平らな土地にしたことから、田貫湖が出来上がったそうです。炭焼き藤次郎は、やがて一財を築いたことから、炭焼き長者と呼ばれるように。それに伴い、田貫湖はもともと「長者ヶ池」と呼ばれていました。
そして時がたち、富士山本宮浅間大社神社の田貫次郎実長という人が、この沼に隠居していたことから、田貫沼と名前が変わりました。さらに貯水工事が入り、現在の「田貫湖」と改称されたそうです。
縁起が良いとされる「逆さ富士」
田貫湖に着き、富士山とご対面。富士山の迫力に圧倒されたのは今でも忘れません。
上の写真は、「逆さ富士」。富士山が湖面に上下反転して見えるのが、凛としていて力強さを感じます。
逆さ富士は縁起が良く、開運のシンボルとも言われているそうです。私は静岡県で新生活をスタートさせる意気込みを込めて、富士山にあいさつしました。何かの始まりや、決意表明をしたいときには、田貫湖の逆さ富士を眺めて新たな一歩を踏み出してみませんか。
運がよければ「ダイヤモンド富士」が見られるかも
そんな美しい富士山ですが、運がよければ「ダイヤモンド富士」が見られるそうです。ダイヤモンド富士とは、富士山の頂上と太陽が重なり、まるでダイヤモンドが輝いているように見える幻想的な富士山のことを言います。
ダイヤモンド富士は「ダブルダイヤモンド富士」とも呼ばれます。出現率が低く、非常にまれな光景です。また、ダイヤモンド富士の撮影チャンスは、4月20日から8月20日の前後のようです。一度は縁起の良いダイヤモンド富士の光景を見てみたいものです。
田貫湖の湖岸でのんびり散歩も楽しめる
田貫湖周辺の湖岸は、すべて遊歩道になっており、のんびりと散歩をしながら富士山を眺められます。場所を変えて見る富士山も、違った見え方が発見できますね。
また、田貫湖は多くの野鳥が生息しているため、バードウォッチングも楽しめます。私も湖岸を散歩していたところ、二匹のカモに遭遇。寄り添う姿を眺めながら、心が癒やされました。
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田貫湖は富士山をきれいに撮れる景勝地
私が田貫湖で富士山を眺めた理由は、「幻想的な水のアーチ!白糸の滝でマイナスイオンをたっぷり浴びて。」で訪れたお茶屋さんの店員さんに教えていただいたからです。
お茶屋さんに飾ってあった逆さ富士の写真があまりに美しく、「どこで撮った写真ですか」と尋ねたところ、田貫湖だったのです。店員さんから「田貫湖は富士五湖の中には入っていないけれど、逆さ富士がきれいに見られるよ。」と、田貫湖は富士山をきれいに撮れる撮影スポットだと教わりました。
世界文化遺産・国の名勝に指定されている富士山を美しく見られる田貫湖で、とっておきの一枚をシャッターにおさめてみてはいかがでしょうか。
北海道の田舎育ち。幼少期から自然とのふれあいが大好きです。ハネムーンキャンプをきっかけに、週末キャンプが楽しみに。おしゃれキャンプに憧れつつも、素朴なキャンプを満喫中。今後は引っ越し先である、静岡県の自然の良さを見つけていきたいです。