北海道の富良野にある「ニングルテラス」新富良野プリンスホテルの駐車場に車を停めてすぐの場所にあります。 ペーパーワークの家や、クレヨン工房、森のろうそく屋など15棟の小さなログハウスのお店が連なり、ロマンティックな雰囲気を味わえるショッピングエリアです。

森の中のクラフトマンの村として、職人さんがオリジナル作品を一つひとつ手作りされています。

360度を木々に囲まれたなかで、森林浴をしながらショッピングを満喫。また、ベンチに座ってのんびり過ごしたり、散歩を楽しんだりするのも良いですね。

今回は、北海道の自然が好きな方に「行きたい!」と思っていただけるような内容をお届けします。

ニングルテラスに連なるログハウスのお店

北海道の妖精「ニングル」が住まう森

はじめに、皆さんは「ニングル」という言葉を聞いたことがありますか?ニングルとは、アイヌ語で「小人」を意味し、北海道の森に住む小さな妖精のことを言います。また「森の知恵者」と言われている森の番人として、人間たちに大切なことを教えてくれています。

私は北海道出身でありながら、ニングルテラスを訪れるまで、ニングルを知りませんでした。また、この記事を書く中で脚本家・倉本聰氏の著書「ニングル」があることを確認しました。

倉本聰氏の著書「ニングル」では、時代とともに変化した人間社会により、ニングル族が住む森が破壊されていく。そんな身勝手な人間の行動によって崩れる地球環境のようすを描いているそうです。

今もなお地球温暖化が進み、世界的にも環境問題への意識が高まっていますよね。ニングルが心地よく住める森を守るために、自分にできることから環境問題と向き合いたいと思いました。

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ニングルテラスの説明看板

外国にいる気分を味わえる

小さな山小屋が建ち並ぶ光景は、外国にいる感覚を味わえます。そんな富良野の豊かな自然を肌で感じられるニングルテラス。また、ログハウスが連なる姿は、北欧の街並みにも似ていますよね。

まるで絵本の世界に迷い込んだような、メルヘンチックな雰囲気を存分に楽しんでみてはいかがでしょうか。

北欧の街並みのようなログハウス

森の中にある喫茶店「森の時計」

ニングルテラスの森の道を進むと、奥に喫茶店「森の時計」があります。脚本家・倉本聰氏の「優しい時間」というドラマの中で、主人公が開いた喫茶店。

ロケ地として既存の店舗を使用したのではなく、倉本聰氏がデザインや設計に携わったのだそうです。

喫茶店「森の時計」

また、同じ方向にはカフェのほかに、レストランやバーなどもあります。森の中にポツンとたたずむ姿が、まるで絵本の世界のようでした。

喫茶店「森の時計」の入り口

こちらが、倉本聰氏がこだわって建てた喫茶店「森の時計」。ログハウスとは違い、深い色合いの木の外装は、シックで落ち着いた雰囲気です。

コーヒータイム

心和らぐレトロな空間で、ドラマの世界観を味わいながら、特別なコーヒータイムを味わってみませんか。

ライトアップされたニングルテラス

ニングルテラスで穏やかな空間・時間を感じてみて

富良野の森の自然をテーマにしているニングルテラス。たくさんの木々に囲まれ、日中は木漏れ日が差し込み森林浴を楽しめます。また、夕暮れから夜にかけてライトアップされた光景は、なんともロマンティックです。

私は秋と夏に訪れましたが、冬のニングルテラスも幻想的なロケーションだと想像できます。

北海道の富良野に訪れた際は、小さな妖精が住まう森「ニングルテラス」で、非日常のひとときを味わってみませんか。

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