最近、屋外で過ごしている時間はありますか。在宅ワークで一日中、家の中。あるいは、朝早く出社、夜遅く帰宅で、そういえばいつ太陽を見ただろう?そんな方もおられるのではないでしょうか。

屋外に出て太陽の光を浴びたり自然に触れたりすることは、たとえそれが10分でも私たちの心や身体に良い効果を与えてくれることがわかっています。

この記事では、屋外で過ごすことで得られる健康効果を「11 Scientific Benefits of Being Outdoors」と「Why spending time outdoors can improve your health」の記事を参考にご紹介します。

天然のサプリメント効果

屋外で過ごすことは、免疫システムを強化します。

どんな大都会でも、屋外に出ると樹木や植物がありますよね。これらの植物からは殺菌作用を持つフィトンチッドという物質が放出されています。このフィトンチッドを吸い込むことで、体内で白血球が増加し、病気や感染症から身体を守ってくれるのです。

また、屋外で太陽の光を浴びることでビタミンDも生成されます。ビタミンDは、骨を作るカルシウムの吸収を助けてくれる栄養素です。魚や牛乳などに含まれていますが、皮膚が紫外線にあたることでも生成されるのです。カルシウムの吸収が助けられることで、骨粗鬆症を防いだり、高血圧や認知症の予防にもつながったりします。

健康のためにサプリメントを摂る人も増えていますが、屋外に出ることは天然のサプリメントをもらっているようなものなのです。

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無料のアロマセラピー効果

森林浴でも知られているように、屋外、特に自然の中で時間を過ごすことには、ストレスを減少させたり心と身体をリラックスさせたりする効果があります。

実は、これにも先ほどのフィトンチッドが関係しています。フィトンチッドは殺菌作用だけでなく、癒やし効果も持っているのです。フィトンチッドを吸い込むことでストレスホルモンが減少したり、血圧や脈拍数が下がったりすることが科学的に証明されています。

また、米国コーネル大学の研究によると、自然の中で10分過ごすだけでも身体的、精神的ストレスが軽減されることがわかっています。

とは言え、森に行かなければならないわけではありません。公園の樹木、道端の花や草に触れるだけでも効果はあります。屋外を散策することで、無料のアロマセラピーを楽しんでください。

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カフェイン不要のリフレッシュ効果

屋外に出て座ったり歩いたりすることで、エネルギーが高まり、集中力が回復します。

ある研究では、一杯のコーヒーを飲むことと20分間屋外で過ごすこととでは、同じくらいのエネルギーが脳に与えられ、脳が活性化すると言っています。また別の研究では、屋外で過ごしたほうが創造力が高まる、ポジティブ思考になるという結果も出ています。

なので、疲れたな、集中力が切れてきたなと思ったら、少し屋外に出てみてください。屋外でカフェイン不要、コーヒー代不要のリフレッシュをしましょう。

まとめ

屋外で過ごすことは手軽なサプリメントであり、アロマセラピーであり、カフェのようなものです。10~20分でも効果はあるので、屋外で過ごす時間を少し持ってみてはいかがでしょうか。

(参考)
11 Scientific Benefits of Being Outdoors
Why spending time outdoors can improve your health

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