イギリスのイングランドには高い山はなく、なだらかな丘が多くあり、大自然の森の中で適度なアップダウンのあるサイクリングコースを楽しむことができます。イングランド中心部に位置するノッティンガムの北にある、シャーウッドの森(Sherwood forest)。ここはロビン・フッドが住んだとされる伝説の残る森です。その森の中でサイクリングを体験してきました。

昔から現代まで愛されるロビン・フッド

ロビン・フッドは実在の人物ではなく、さまざまな伝説が合わさり伝わってきたようです。イングランド中世から現代までとても長く親しまれ、たくさんの文学や映画に登場しています。イギリスでは、ロビン・フッドは弓の名手で金持ちから奪い貧しい人々に分け与えた、無法者だけれども英雄として愛されています。巨大な権力に立ち向かう象徴にもなっているようです。

ロビン・フッドが住む森でサイクリング

サイクリングコースでは大人も子どもも自転車を借りることができるので、手ぶらで参加できます。初心者や子ども向けコースから上級者コースまでありますが、今回は4.8kmのファミリーコース(初心者向け)と9.7kmのアドベンチャーコース(中級者向け)に挑戦しました。

慣れないマウンテンバイクに乗ってぼこぼこの道を走り、くだり坂でスピードが加速すると最初は少し恐怖感がありましたが、ハイキングよりももっと強く風を感じながら森の中を駆け抜けるのはとても爽快でした。ファミリーコースでは、登りがきつくなくてくだりが多いと感じるほどほとんどペダルをこぐ必要がなく、周りの緑や景色を満喫することができました。お昼休憩も入れて1時間弱くらいでした。

ファミリーコースが楽しくて、調子に乗ってアドベンチャーコースへ。早速、急な登り坂に出迎えられ心が折れそうになりました。でも登らなければ進めない。なんとか力をふり絞ってペダルをこぎ、くだりのタイミングで体を休ませながらゴールまでたどり着きました。最後のころはほんの少しの登りでさえも苦しかったです。

忘れられない爽快感

終わった後から次の日まで全身が痛みましたが、あの森の中での爽快感とくだり坂でのスピード感が忘れられません。いつかマイ自転車を購入していろいろな場所へ行ってみたいです。

自然の中でのサイクリングは日頃の運動不足を解消し、気分もリフレッシュできます。日本にもできるところが増えているようなので、気軽に楽しんでみてはいかがでしょうか。

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