最後に星空を見上げたのはいつですか。

そんなことは覚えていないし、忙しくて星を見ているような時間はない。もし答えがそうなら、それはとてももったいないことです。なぜなら星空を見上げることには、忙しい現代人にとってさまざまな良い効果があるからなんです。

今回は、「5 wellbeing benefits of taking up stargazing」と「Stargazing And Its 7 Beautiful Advantages」の記事を参考に、星空を見上げることで得られる効果をご紹介します。

心を落ち着かせてくれる

星空を見上げている時間は、心を落ち着かせてリラックスさせてくれます。

忙しい毎日を過ごしていると、頭の中は考え事でいっぱい。SNSやテレビからの情報や音もおかまいなしに私たちを取り巻いています。

でも、星空を見るために外に出ると、少し日常から離れることができます。暗い場所にいると視覚情報が減るため脳が落ち着き、遠くで輝いている星だけを見つめることで余計な考え事も消えていきます。

そして、いつのまにか心と身体が落ち着き、リラックスすることができるのです。

新しい視点を与えてくれる

星空はいつもとは違う視点を与えてくれます。

普段の生活では、さまざまな予定や雑念に小さなことは埋もれてしまっています。でも、脳が落ち着き、頭の中がすっきりすると、これまで気づいていなかったことが見えてくるのです。小さいけれど実は大切なことに意識が向き、これがひらめきのように頭の中に浮かんできます。

そして、星空だけを眺めている時間は創造力も高めてくれます。独創性や創造力を高めるには、「何もしない時間」が必要であると言われています。ビジネスの成功者が瞑想を好んで取り入れていますが、これも「何もしない時間」の一つです。

星空を見る時間は、何もしない時間を作り出し、浮かんできたひらめきをさらに広げることができます。

気持ちよく眠らせてくれる

星空を眺めることは、快眠をもたらしてくれます。

良い眠りのためには、メラトニンというホルモンが必要です。メラトニンは暗い所にいることで分泌量が増えます。部屋やビルの明るい電気の下ではメラトニンの分泌量が少なく、良い眠りが得にくいのですが、暗闇で星空を眺める時間を持つことで良い睡眠が得られるようになるのです。

また、遠くの星を見つめることで目の筋肉がリラックスすることも良い睡眠と関係しています。目の瞳孔は遠くを見る時には収縮しますが、収縮状態のほうが目にとってはリラックスした状態です。目がリラックスすることで体が睡眠モードになり、気持ちよく眠りに着くことができるようになります。

まとめ

現代人は忙しくて星空を見上げることを忘れがちですが、星空の効果を考えると、現代人こそ星空を見上げたほうが良さそうです。ときには外に出て、星空を眺めてみてはいかがでしょうか。

(参考)
5 wellbeing benefits of taking up stargazing
Stargazing And Its 7 Beautiful Advantages

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