自然に触れると何となくリフレッシュできる
自然に触れると何となくリフレッシュできる。
なんかのんびりする。気分が爽快になる。頭がすっきりする。
それは、気のせいなのか、なにか理由があるのか。
誰もが長らく疑問に思っている、その「何となく」の効果について、科学的根拠に基づいて解説しているのがこの本です。
「NATURE FIX 自然が最高の脳をつくる―最新科学でわかった創造性と幸福感の高め方」
パワポ1枚でまとめてみました
この本のまとめにあたっては、本のチャプターをそのまま活かして、時間軸に整理されている科学的根拠の中から、特に印象に残った事例を書き出す形をとりました。
自然が心身を(FIXする)整える
読書をしてもすぐに内容を忘れてしまうのをなんとかしたくて、趣味として始めた、【パワポ1枚でまとめてみた!こんな本読んでみたシリーズ】の一貫です。
筆者のプロボノ先のNPO法人Nature Serviceに関連する書籍をまとめているのですが、一冊目はこちらです。(生き物としての力を取り戻す50の自然体験 –身近な野あそびから森で生きる方法まで)
しばらく期間が開きましたが、今回は2冊目となります。
この本は、アメリカの科学ジャーナリストが、各国を飛び回って、自然が人の気分やウェルビーイングにどう作用しているのか、日本、韓国、フィンランド、スコットランド、スウェーデン、アメリカと、体当たりな自然体験で検証していきます。著者が都会に引っ越してから、「自然欠乏症」になってしまったことから、この探求物語が始まっています。
関連記事:「自然体験不足障害」とは?子どもたちが自然から切り離されることの危険性
自然体験が企業経営にもたらす効果
実は、NPO法人Nature Serviceも、長年、自然環境下における従業員のリモートワークが、企業のメンタルヘルスマネジメントならびに生産性向上の効果があること実証実験を通して示唆してきました。
なので、その実証実験につきあってきた私にとって、この本の内容は、なんだか馴染みがある内容です。
NPO法人Nature Serviceが、2017年から3か年かけて、「脳波測定による、自然体験が寄与する企業経営課題解決への実証実験」を行った際には、都内のオフィス環境と、信濃町の自然の中のリモートオフィス環境で、それぞれ仕事を行い、作業効率を比較したりしました。
私もPRのお役目を果たすためという”特権”で、参加させていただいたのでした。
この本にあるフィンランドの研究チームの実験は、都心、整備された公園、森林公園の3つの異なる場所で、30分散歩して、その前後に質問に回答してもらい、血圧、心拍数を計測しています。まさに同じようなことを日本でも実験しています。
この本を読むと、NPO法人Nature Serviceが行ってきた実証実験は、これら世界の科学者たちがいままで立証してきた科学的根拠を、改めて日本で検証し、日本の企業の経営課題解決に寄与できるようにしていること、今更ながらになるほど、と学ばせていただきました。
自然と触れる頻度の目安
特に私が気に入ったのが、この本で提言されている、ネイチャー・ピラミッドです。(P338)
どれぐらいの頻度で自然と触れておけばいいか、一目でわかりやく示されています。
毎日の頻度で、庭、観葉植物、町中の公園で一息。
1週間に1回は、緑豊かな公園や川辺でリラックス。
そして、1月に1度はハイキングや森林浴。
年に1度はもうちょっと足を延ばして大自然へ。
無理ないペースで、身近なところから、自然を楽しむのが良さそうです。
さあ、そろそろ私もパソコンを閉じて、週末は公園に行くこととしましょう。
NPO法人Nature Service PR
キャンプ場のPRをやっている割には、足を運んだのは3回ほど。普段は都内の公園でワーケーションするのがお気に入りです。信濃町のノマドワークセンターで、いつかリモートワークできる生活を夢見ています。
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