子どものころ、夏をどのように過ごしていましたか。公園で友達と遊んだり、近くの小川で水遊びをしたりといった思い出がある人も多いのではないでしょうか。でも、最近の子どもたちは違います。冷房の効いた部屋でテレビを見たりゲームをしたりすることの方が多く、親世代の約半分の時間しか屋外で過ごしていないという調査結果も出ています。

「屋外で遊ぶ」ことと「屋内で遊ぶ」ことは、単なる場所の違いだけではありません。屋外で遊ぶことには、子どもたちにとってたくさんのメリットがあるのです。今回は、「15 Benefits of Heading Outdoors This Summer」と「Five ways kids can benefit from being outside this summer break」の記事を参考に、夏に子どもが屋外で遊ぶことで得られる健康面、精神面、教育面のメリットを紹介します。

健康面のメリット

屋外で体を使って遊ぶことで体力や筋力が鍛えられることは想像しやすいと思いますが、他にもさまざまなメリットがあります。例えば、屋外で行う自転車乗り、スケートボード、バスケットボールなど全身を使う遊びは、バランス力や集中力を鍛えます。また、体を動かすことでエネルギーを燃焼しカロリーが消費されるので、小児肥満の予防や改善にもつながります。

さらに、夏に屋外で遊んでたっぷり太陽の光を浴びると、ビタミンDの生成が促されます。ビタミンDは健康面で重要な役割を持っており、強い骨や強い歯を作るのに欠かせませんし、肺機能を向上させる働きもあります。また、免疫機能を調節する働きもあり、体内にウイルスが侵入してきた場合に病気の発症や悪化を抑えたりもします。

精神面のメリット

屋外で遊ぶことは、子どもの心にも良い影響を与えます。太陽光で生成が促進されるビタミンDは、脳を刺激し、幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンの放出を増加させる働きも持っています。そのため、太陽の光を浴びることで、落ち込んだ気分を高めたり、興奮した気持ちを落ち着かせたりすることができるのです。

また、屋内で指先だけを使ったゲームよりも、屋外で体を使った遊びの方が、よりストレスを発散させます。特に、公園や森のような自然のある場所で遊ぶことは、子どもたちのストレスを軽減し、不安を和らげることが研究によって証明されています。

教育面のメリット

屋外には屋内では体験できないさまざまな学びの機会があります。例えば、公園で見つけた虫や川で釣れた魚、道端の草花や庭に落ちている木の実。そういったものを直接見たり触ったりすることで、子どもたちの感覚が磨かれます。また、子どもたちの好奇心も刺激され、もっと知りたい、もっとわかりたいという学びの入口が開かれます。

さらに、道を歩いていて見つけたポイ捨てされたゴミや汚れてしまった川などについて、大人が少し話したり質問したりするだけでリサイクルや汚染などの環境問題など、より高次なテーマについて考えるきっかけを与えることにもなります。実体験は屋内で経験するシミュレーションゲームとは比べものにならない学びの刺激を子どもたちに与えます。

まとめ

屋外で遊ぶことは子どもの体と心に良い刺激を与え、学ぶ意欲も育ててくれます。山でも海でも近所の公園でも構いません。明るい太陽の降り注ぐ夏こそ、子どもたちを屋外に連れ出してたくさんの経験をさせてあげてはいかがでしょうか。ただし、日焼け止めは忘れずに。

(参考)
15 Benefits of Heading Outdoors This Summer
Five ways kids can benefit from being outside this summer break

Nature Serviceのキャンプ場

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