切り花の廃棄が問題になっています。お店で売れ残ったお花や、イベントなどで使われたあとのお花が大量に廃棄されているからです。そこで最近ではドライフラワーの人気が高まっているようです。

切り花よりも長く楽しむことができるので、サスティナブルだと感じるかもしれません。しかし、ここにもグリーンウォッシング(環境にやさしい行動だと思い込むこと)のワナが潜んでいるようです。

余分な二酸化炭素の排出と化学物質の使用

ドライフラワーを作る工程には、熱処理、漂白、プラスティックでのコーティング、カビ防止剤の使用などが含まれている可能性があります。熱処理のために不要な二酸化炭素を排出し、着色などのために化学物質を多用することもあるようです。

また、商業的に花を大量育成するために生態系が壊されるという懸念もあります。そこでドライフラワーを購入する際には、どのように作られたのか、どこから入手したのかを確認する必要があると指摘されています。「環境にやさしい!」とうたわれている製品でも、そのお花の着色プロセスなどを十分に確認し、理解する必要があるのです。

大量に使われる化学物質のために、ドライフラワーを生産する人々などの健康被害にもつながる可能性もゼロではありません。

自分の庭で切り花を育ててみよう

イギリスでは切り花用の多くを輸入に頼っています。輸入花で作られた花束はイギリス国内で生産された花束の10倍の二酸化炭素を排出するそうです。そこでイギリスの王立園芸協会RHSでは、自分の庭で切り花や葉を育てて楽しむことをおすすめしています。

可能であれば、庭に切り花用のスペースを作り、よく肥えた雑草のない土壌にします。乾燥する夏には茎の長さを長くするために十分な水やりが大切です。また、背の高い花を育てるために風が強い場所を避けることも重要です。季節に合わせて植物を選べば一年中楽しむことが可能です。

まとめ

もちろんドライフラワーについても、責任のある生産者によって環境への配慮はされていると信じます。しかし売り文句に流されず、自分の目や耳で確かめ、正しい選択をすることも必要でしょう。

お店で購入するときは、どのようにして加工されたものなのか確かめること、そして切り花を自分で育ててみたり、買ってきた生花も自分で自然乾燥しドライフラワーにして楽しんだり、ちょっとだけでも環境のことを考えながら、お花を楽しんでみてはいかがでしょうか。

《参考URL》
No — dried flowers are not sustainable products.
Cut flowers: growing and selection

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