イギリスのスーパーの入り口で売られている植物には、目立つように「国内生産」と大きく表記されています。配送を減らし環境に配慮しながら花を楽しむために、自分のガーデンで切り花を育て、ブーケにして楽しむことができたらすてきですよね。イギリス王立園芸協会RHSのホームページを参考にして、切り花を育てるガーデンづくりに挑戦し、サスティナブルなブーケについて考えてみました。

配送ゼロで二酸化炭素排出ゼロ

お店に並べられる花たちは、出荷元から配送されるため、海外からの輸入の場合は特に多くの二酸化炭素を排出します。国内生産、さらには自分のガーデンで育てた花をもっと楽しむことができればこの排出を抑えることが可能です。

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自分で育てた花は新鮮で長持ちし、手入れをして育てれば次々に花を咲かせてくれ、環境にも優しく、継続して楽しむことができます。季節に合わせた花を選んで植えれば一年を通して自分だけのオリジナルブーケを作ることができるのです。RHSのホームページでは、自分のガーデンで切り花を育てるコツや、季節に合わせて植えるおすすめの花が紹介されています。

グリーンをふんだんに使っておしゃれブーケに

切り花を育てるのに適した環境は、肥えた土壌、日当たりのよさ、風が強く当たらない場所です。水やりや茎をサポートすることにも気を付けて、茎を長く育てることを目指します。樹皮などでマルチングをして、雑草を抑えて水分を保つことも大切です。

季節に合わせてサスティナブルなブーケづくり

さて、実践です。まずはブーケに入れるグリーンとしてユーカリとピットスポラムを植え、春先には球根のラナンキュラスと合わせてブーケを作ってみました。夏にはマリーゴールド、ひまわり、ユリなどがおすすめされています。咲いた花をすぐに切るのがもったいないと思ってしまうこともありますが、家のなかでもブーケとして楽しめれば、どんどん切って、すると次の花がどんどん出てくるので植物にとっても良いでしょう。

ガーデンに緑が増え、花にハチなどが寄ってきます。環境に配慮しながら、自然のなかで暮らす。サスティナブルなブーケづくりをしてみるのはいかがでしょうか。

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(参照URL)
https://www.rhs.org.uk/plants/for-places/cut-flowers-growing

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